2017年2月26日は、アカデミー賞発表の日でした。
そこで、前代未聞のとんでもない大事件が起こりました。
その事件とは、、、
最優秀作品賞が誤って発表されるというものでした。
↓↓↓
こちらの動画をご覧下さい。
3:09から、担当者が、「ごめん、これは間違いだ。作品賞はムーンライト。あなた達だ。これはジョークではない!」と言っています。
【何が起こったのか??】
作品賞のプレゼンターは、ウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイでした。
彼らが、「作品賞はラ・ラ・ランドです」と読み上げ、ラ・ラ・ランドの人達がステージへ。
「ラ・ラ・ランド」の制作チームがステージで感謝のスピーチをするさなか、プロデューサーが本当の受賞作品は「ムーンライト」だったことが明かしています。
その後、その後「ラ・ラ・ランド」のプロデューサーが「ムーンライト」を称えて、「ムーンライト」が本当の受賞スピーチをおこなうという、アメリカらしい感動シーンは、ネットでも評価されています。
【原因は??】
アカデミー賞授賞式の投票の集計、管理を請け負っているのは、世界有数の会計監査事務所のプライスウォーターハウスの男性社員のミスでした。
プライスウォーターハウスは、各部門の封筒を予備として2通持っていました。
彼は、主演女優賞(エマ・ストーンが受賞)の発表後に、本来であれば直ぐに封筒を破棄して、作品賞の封筒をプレゼンター(ウォーレン・ベイティ)に渡さなくてはいけませんでした。
しかし、彼はプレゼンターのベイティに誤って予備で持っていた主演女優賞の封筒を渡してしまったのです。。。
【ミスをした男性とは誰なのか??】
ミスをした男性の名前は、Brian Cullinan(ブライアン・カリナン)
彼は、プライスウォーターハウスでの勤続30年目の社員です。
アカデミー賞では、プライスウォーターハウスから正装した男女二人の社員が派遣され、それぞれ一人ずつに受賞社名が書かれたメモ入りの封筒が入ったアタッシュケースを持って会場入りします。
その姿は、会場でも写真を撮られています。
Brian Cullinan(ブライアン・カリナン)氏は、授賞式の間中、ハリウッドスター達の写真を撮影し、自身のTwitter(ツイッター)に次々と投稿していた姿が目撃されていたとニュースに載っています。
実際、彼のTwitterを見てみると、当日の投稿は全て削除されていますが、ネットに残った証拠の写真もあります。
こちらの写真は、この事件が起こる6分前にBrian Cullinan(ブライアン・カリナン)が自身のTwitter(ツイッター)にアップしたエマ・ストーンの写真です。
彼が、スター達の写真を撮るのに夢中で、今回の凡ミスを引き起こしたのでしょう。
プライスウォーターハウス社は、作品賞の受賞作を発表者に誤って伝えたミスについて「ざんきの念に堪えない」と謝罪しています。
同社は80年以上にわたりアカデミー賞の投票数の集計を担当し、信頼の証しとしてブランド力向上にも貢献してきただけに、今回の失態は、その事業にも何らかの影響はあるのではないでしょうか。。。
【可哀想なのは「ラ・ラ・ランド】
何よりも可哀想なのが、ラ・ラ・ランドの監督、俳優、スタッフ達ですよね。
13部門14ノミネートでオスカー最有力との下馬評も高く、作品賞発表までは監督賞や主演女優賞など6部門を獲得していました。
ただ、アメリカでのネットでの評判は「いい作品だけど、作品賞を取るほどではないよね」との評価を受けていた「ラ・ラ・ランド」
そんな評価もくつがえし、「作品賞受賞!」と発表された数分後には、まさかの「ラ・ラ・ランド」の作品賞は”幻”に。。。
そんな「ラ・ラ・ランド」の日本公開は既に始まっています(2月24日(金)~)
それにしても、今回の件でプライスウォーターハウスの上層部の誰かの首が飛ぶでしょうね。。。