TERUです。
2月8日、沖縄気象台から、那覇市のヒカンザクラが満開になったと発表がありました。
全国で今季初の桜満開の便りですね。
日本にも桜の名所は沢山ありますが、実は海外にも桜の名所は沢山あります。
そのうちの一つが、アメリカの首都ワシントンD.C.の桜です!
ワシントンD.C.のタイダル・ベイスン(Tidal Basin)という入り江には約3000本以上の桜が入り江全長の約3.5kmに渡って咲いています!
DCに来て以来、毎年見ていますが、その姿は圧巻に一言です!
【目次】
1. ワシントンD.C.の桜、今年(2017年)の開花予想は?
2. ワシントンD.C 3000本の桜の種類
3. ワシントンD.C.の桜の歴史
4. Tidal Basinでの桜の写真撮影のポイント(場所・時間)
5. ワシントンD.C.の桜を見るための、内緒のパーキング情報
1. ワシントンD.C.の桜、今年(2017年)の開花予想は?
毎年、ワシントンD.C.の桜の開花は、D.C.に春の訪れを知らせてくれます。
そして、全米からワシントンD.C.の桜を見ようと、全米から何万人もの観光客が訪れます。
さて、今年の開花予想です。
2016年末~2017年1月2月の気温を見ていると、現段階での開花予想は3月20日前後になりそうです。
過去6年間のデータと比較してみましょう!
各月の数字は、過去の平均気温よりも気温が上か下か?を表しています
12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 開花予想 | |
2012年 | +4.9 | +4.7 | +5.3 | +10 | 3月20日 |
2013年 | +5.9 | +4.3 | -0.7 | -3.0 | 4月9日 |
2014年 | +4.0 | -3.8 | -1.2 | -3.9 | 4月10日 |
2015年 | +4.0 | -0.4 | -8.7 | -1.5 | 4月10日 |
2016年 | +11.5 | -1.1 | +0.9 | +6.5 | 3月25日 |
2017年 | +2.1 | +6.1 | +6.6 | ????? |
※2月は、2月13日段階での気温の変化です。
このデータを見る限り、2012年の流れに似ているので、2017年のワシントンD.C.での桜の開花は、3月20日前後になりそうですね。
2016年は1月に大雪が降りましたが、3月2週目に入ってから一気に気温があがり、3月末に開花になりました。
今までのデータを見ている限りでは、2月の天気が鍵を握りそうです。
2月の気温が平均を下回ると、それが3月にも影響し、桜の開花が4月にずれこむ。
といった流れです。
現段階でのワシントンD.C.での天気予報を見ている限りは、2014年や2015年のように2月3月で一気に気温が下がる事はなさそうなので(とは言っても何が起こるか分かりませんが。。)、3月末までには桜は開花になりそうですね!!
2017年のカレンダーは、この通りなので、
今のままで行けば、
3月17日(土)18日(日)
か
3月25日(土)26日(日)
には、ワシントンD.C.の桜を観に来る人で盛り上がりそうです!!
ちなみに、ワシントンD.C.の桜ピーク開花情報は「開花情報ページ」(英語)で確認する事が出来ます。
2.ワシントンD.C 3000本の桜の種類
ワシントンD.C.で最も一般的で有名な桜は、ソメイヨシノで、タイダルベイスンを囲むように植えられています。
ソメイヨシノ以外にも、カンザンも植えられています。カンザンは、ソメイヨシノの2週間後に満開となります。
また、東ポトマック公園にはフゲンゾウやシロフゲンも植えられています。
他にも、ソメイヨシノよりも1週間ほど先に咲き始める枝垂桜、ジュウガツザクラ、オオヤマザクラ、ウスズミ、タケシマザクラ等も植えられています。
メインは、ソメイヨシノですが、他にも色々な桜が咲いているので、それらの桜をめでながら全長約3.5kmのタイダル・ベイスン(Tidal Basin)とその周辺を散歩するのも、僕のオススメです♪♪
3.ワシントンD.C.の桜の歴史
【桜に魅了されたアメリカ人女性】
何故、アメリカの首都であるワシントンDCに、世界に誇る桜の名所があるのでしょうか?
その歴史は、1885年にまで遡ります。
1885年、ナショナルジオグラフィック協会初の女性理事であったエリザ・シドモアさんが、初の日本旅行に行った際に桜の美しさに魅了されたそうです。
そしてアメリカへの帰国後に、埋め立てが行われたポトマック川河畔沿いに桜の木を植えることを当局に提案したそうです。
当初、この提案は拒否されたましたが、シドモアさんは全ての管理者にその後24年間提案し続けたそうです。
【最初の植樹】
1909年8月30日、東京からアメリカに2000本の桜を寄贈し、ポトマック川沿いに植樹する話があり、桜は1910年1月6日にワシントンD.C.に到着しました。
しかし、アメリカ農務省検疫チームが桜を調べたところ、桜が昆虫や線形動物に汚染されているのを発見し、農務省は検疫結果を見過ごすことはできず大統領に処分を提言、止むなくタフト大統領は1月28日に焼却命令を出しました。。。
【2回目の植樹】
前回の失敗を踏まえて、1910年3月に農商務省農事試験場長の農学博士から害虫駆除、苗木づくりについて助言を受け、苗木作り、土木の選定などを慎重に行います。同年12月に集められた桜の種類は59種類にもなります。
そして1911年2月14日、3020本の桜の苗木が横浜港を出航。
アメリカのシアトルまで輸送された後、鉄道を経由して3月26日にワシントンD.C.に到着しました。
【その後の桜の植樹】
1912年以降も、桜の植樹は続けられます。1965年には、3800本のソメイヨシノが再び日本から送られ、1986年から1988年には、1912年 に植えられた桜の回復のために、676本の桜の木が加えられたそうです。また1996年には、クリントン大統領の訪日を記念して、100本の桜がポトマッ ク川沿いに植えられました。
今でも、1912年に植樹された桜は100本近く残っていると聞きましたが、どの桜かは僕にも分かりません。
そして、タイダル・ベイスン(Tidal Basin)を散歩していると、こういうものも発見できます。
このパゴダは、 第二次世界大戦後の日米間の「友好関係を示す象徴」として、横浜市から1957年に送られたもの。
4.Tidal Basinでの桜の写真撮影のポイント(時間・場所)
今まで、僕が撮った写真の一部です。(ワシントンモニュメントと桜)
(Tidal Basinからの定番の写真)
(朝日に照らされた桜並木)
(桜の匂いを楽しむ御婦人)
(桜並木)
(桜の木の下でくつろぐ皆さん)
やはり、人がそんなに多くない朝一に撮りに行きましょう。
それでも、同じことを考えるカメラマンは沢山いるので、日の出の1時間前には現地に行き、いい場所は押さえたいですよね。(可能であれば平日の朝がいいですね。週末は朝から凄い人なので、三脚を置いて悠長に写真を撮る暇がありません。笑)
ここを陣取れば、朝日に反射する桜とワシントンモニュメントを一緒に撮る事が出来ます!!!
【ポイント2~夕日+桜@タイダル・ベイスン】
これも、オススメです。
「朝日+桜」が、華やかなピンクに染まる桜だとしたら、
「夕日+桜」は、淡いオレンジに染まる桜
といった感じです。
夕日のオススメスポットは、こちら↓
夕暮れ時には、ここには人が結構居ますが、夕日に染まるタイダル・ベイスンの桜全体を見渡せるので、ここはオススメです!!
5.ワシントンD.Cの桜を見るための、内緒のパーキング情報
(Tidal Basin周辺地図)
ワシントンD.C.では、桜が満開に近づくにつれ、タイダル・ベイスンの桜を見ようと、平日から沢山の人が集まり始めます。
いつも、モール(ホワイトハウスやワシントンモニュメントがあるエリア)には人が沢山居ますが、桜のシーズンになると、車は5km位での徐行運転を余儀なくされる位の人で溢れます。
正直、桜の開花近くの時期に、車で行く事はお勧めできませんが。。。
もし、車で行く場合のパーキング情報です。
こちらのマップをご覧下さい。
シーズンになると、赤いマークがしてあるエリアは通行止めになります。(Ohio Dr SWです)
ただ、シーズンが始まる前であれば、朝(日の出1時間くらい前)は多少のスペースは残っています。(僕は、毎年ここに車を停めて朝日の写真を撮りに行きます)
そして、シーズン中は、こちらのエリア(C St NWと18st NW周辺)は穴場です。(シーズン中でも、このエリアで車を停める事が出来なかった事はありません)
ちなみに、日曜日はワシントンD.C.内は路上パーキングは全部フリーになります。
アメリカ国内外から、毎年何十万人もの人が、この時期にはワシントンDCに訪れます。
全米一と称される「ワシントンD.Cの桜」
チャンスがあれば、是非とも足をお運び下さい!!