サウスウエスト航空の躍進の秘密は、独特な採用試験だった！

ＴＥＲＵです。

サウスウエスト航空という会社を御存知でしょうか？

僕は、実はアメリカに来るまで知りませんでした。

しかし、経営大学院（ビジネススクール）のマーケティングの授業でもケーススタディでも、何度も「サウスウエスト航空」の名前を耳にしました。
他のビジネススクールに通っていた知り合い・友人も、ケーススタディーの授業では、必ず一度は「サウスウエスト航空」を学ぶと言っていました。

何故、そんなにもサウスウエスト航空空は、経営大学院（ビジネススクール）で取り扱われるのでしょうか？
ビジネススクールのケーススタディーでも習わない「サウスウェスト航空の面接」に、その秘密がありました！！

サウスウエスト航空といえば、

・ラップで機内アナウンスをするキャビンアテンダント
・機内入り口で客をお手玉をしながら迎えるキャプテン

などの奇抜なおもてなしが有名ですね。

【動画：ラップで機内アナウンス(日本語字幕つき) The Rapping Flight Attendant】

こういったサービス面が注目されがちですが、
実は、経営面でも素晴らしい実績を残している会社なのです。

【経営面でも超優良企業な４つのキーワード】

１９７１年に設立され、１９７３年に黒字化してから、
一度も赤字になったことがないんです！！

９・１１のテロ以降、
全世界の航空会社が赤字になったのにも関わらず、
サウスウェスト航空だけは、赤字になりませんでした。

その要因は下記の４つのキーワードです

これら４つの要素が組み合わさる事で、従業員と企業が一丸となって会社を盛り上げているのです。

と、ここまではビジネススクールのケーススタディでも学ぶような内容です。

次のページで、ビジネススクールでも習わないサウスウエスト航空躍進の秘密をお教えしましょう！

サウスウエスト航空の面接は、何人か同じ日にするそうです。
その時、試験前の受験者には、大きな部屋で待ってもらうそうです。

そこにサウスウエスト航空のスタッフが現れます。

そこで
「皆さん緊張しているようなので緊張をほぐしてもらうために、面白いことを言ってくれる人いませんか？」
と、投げかけるそうです。

すると、手を上げて「われ先に！！」とやる人がいますよね。

そういう積極的な人を採用するのかと思うと、、、

違うんです！！

「そういう緊張の場面では、前に出てくれた人の話は面白くないんです（笑）それを見て、微笑んでくれる人を採用するんです」

との事（笑）

つまり、この
「微笑んでくれる人」とは

「面白くない話でも一生懸命聞いてあげて、笑ってあげられる人格の持ち主」

のことです。

こういう人格を持った人こそが
「お客様に、最高のサービスをしようと心がける人」
であり、サウスウェストが望む人なのです。

今度、アメリカ国内で飛行機に乗る事があれば、一度サウスウエスト航空乗ってみては如何でしょうか？