「未来に希望を持ち、最悪の状態を想定して生きる事」が何故大事か?

TERUです。

昔から、巷では
「ポジティブに考えよう」
「ポジティブ・シンキングで行動しよう」
と言う言葉をよく、耳にしますね

 

ビジネス書や成功哲学を読んでいると、
「ポジティブ」
という言葉を頻繁に目にします。

ポジティブに生きる事が、決して悪いわけではありません。
(むしろ、僕は超ポジティブ人間ですww)

しかし、ポジティブに生きていて「何か足りない・・」
そんな気持ちが続き、モヤモヤしていました。

 

ポジティブシンキングとはプラス思考とも言われますよね。

意味としては
・物事を楽観的に考える
と捉えている人が多いと思います。

 

まぁ、言葉の意味はそれで良いのですが、、、
大事な事があります。

それは、

「ポジティブだけでは、不十分だ!」
という事です。

そこで、今回の記事では、ポジティブに行動するだけでは不十分だ
という事を、お話したいと思います。

 

1.ポジティブ・シンキングだけでは不十分

僕自身、ポジティブ、プラス思考に行動する事を心がけてきましたが、
何か不測の事態が起こったときに対処できない場面が何度もありました。

そんな時は
「大丈夫、次はうまくいく!」
「運が悪かっただけだ!」
などと思って、ある意味自分を慰めていました。

 

これは、別の言い方をすれば、目の前の「問題」「課題」「現実」を無視しているだけです。

これでは、何の意味もありません。
急な不測の事態が起こったら、対応出来なくなります・・・

 

そこで、オススメなのが、
「ネガティブ・シミュレーションをする」
という事です。

 

2.ネガティブ・シミュレーションのススメと2つのメリット

ネガティブ・シミュレーション
と言う言葉を、聞いた事が無い人が多いと思います。

これは、簡単に言うと「常に最悪の状態を想定する」という事です。

ネガティブ・シミュレーションを行う事のメリットは2つあります。

1.余裕を持って行動する事が出来る
2.物事に柔軟に対応できる

 

【メリット①:余裕を持って行動する事が出来る】

例えば、出かける当日、こんな事が起こるかも知れません
・電車が人身事故などで遅れるかも知れない
・道路が急な陥没で封鎖になるかも知れない
・急な豪雨で、道路が水没するかも知れない

 

バイトの面接などで、こんな質問があるかも知れません
・「どんな花が好きですか?理由は」などの得体の知れない質問
・「今まで食べた食べ物で何が一番好きでしたか?」
※実際に、僕が高校受験や就職面接で受けた変な質問です(笑)

 

人生、何が起こるかなんて誰にも分からないですよね。
不測の事態が起こった時に、余裕を持って対処できるか出来ないかは、

ネガティブ・シミュレーション

をしてるかしてないかで、大きく変わります。

つまり、「余裕を持って行動・思考できるようになる」のです。

 

【メリット②:物事に柔軟に対応できる】

ネガティブ・シミュレーションの2つ目のメリットは、

「物事に柔軟に対応できる」

です。

アメリカのビジネスの世界では、フレクシブル(Flexible)という単語ををよく耳にします。
フレクシブル(Flexible)とは、日本語の「柔軟に」という意味です。

自分の置かれている状況、環境を冷静に見つけて、
最悪の事態を想定しているから、何が起こっても柔軟に対応する事が出来ます。

社会に出て
「リストラされたら、どうする?」
「税金が上がったら、どうする?」
「ボーナスがカットされたら、どうする?」

こういう事を常に考える事は辛いかもしれません。
しかし、自分のおかれている環境を、相対的かつ客観的に分析しましょう。

 

【ネガティブ・シミュレーションをするようになった2つの事件】

こんな事を言っている僕も、数年前までは
ネガティブ・シミュレーションは出来ていませんでした。

ここで、僕の例を2つ話しましょう。

<例①>
とある日の金曜日。
会社のミーティングルームに呼ばれた僕に上司がいった言葉

「月曜日から会社に来なくていいです」
という一言でした。

まさか、自分がリストラされるなんて思ってもいませんでした。。

この経験を通じて、僕は
「ネガティブ・シミュレーション」
を心がけて行動する癖をつける様になりました。

 

しかし、それでも僕のネガティブ・シミュレーションは足りませんでした。。

<例②>
数年前のことです。
仕事を終え家路につくと、僕が住んでいたアパートが真っ暗でした。
そして、アパートの周りにはフェンスが張られていました。

まさかのアパート全焼だったのです。
(実話です)

このアパート全焼という経験を通じ、僕はリアルに
「死すら考える最悪のネガティブ・シミュレーション」
を考えるようになりました。

 

しかし、このネガティブ・シミュレーションは、
「未来を絶望する事」ではありません。

あくまでも、最悪の事態を予測して備える事です。

長くなってしまったので、今回の記事はここまでです。

次回の記事では「どうやってネガティブ・シミュレーションを身に付けるのか?」について書きたいと思います。

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