TERUです。
ロサンゼルスキャリアフォーラム、ボストンキャリアフォーラムに参加される皆様に向けて、日米両方での就職活動を経験した僕が、巷の就職活動本やインターネット情報では語られる事のない、「エントリーシートの書き方等」を伝授します。
僕が住むワシントンDCには、様々な方が住んでいるのですが、日本からの留学生の学生達も数多く居ます。
僕は、そういった学生の方から「就職」に関しての質問を受ける事があります。
それは、僕が
・日本での就職活動。
・MBA取得後のアメリカでの就職活動。
・アメリカでの転職活動
などを経験して、様々なESを書いてきたからかも知れません。
※ES=エントリーシート
彼らに僕がいう事が必ずあります。
それは
「今までESに関する本を読んだことがありません」
という事です。
そういうと、彼らの殆どはビックリします。
でも、僕にとっては読む価値がないと判断したためです。
また、
・ESの書き方
・ESコツ
・ES就活
という言葉をインターネットで調べると、凄い量の譲歩が出てきます。
そして、本屋に行けば、「エントリーシート」関連の本は
・合格実例集
・絶対内定!エントリーシート
・内定獲得のメソッド エントリーシート
等々の本が並んでいると思います。
実際に、本を読んだわけではないので中身までは確定できていません。
しかし、本の内容紹介を見る限り、基本的には
・ESの実例集
・書き方
がメインのようです。
しかし、最も大事な事を忘れています。
それは、、、、
「そもそも、ESはちゃんと読まれていない」
という事です。
実際、先日とある大手企業の元人事部だった方にお話を伺いました。
その方曰く
「凄い数のエントリーシートが送られてくるので、最初の3行くらいしか目を通していない」
との事でした。
実は、これはESに限った事ではなく、ビジネスにおいてもそうなのです。
その事について、何回かに分けて記事を書こうと思います。
就活生が超えなくてはいけない3つのNOTの壁とは?
ESを書く前に、まず知っておくべき大前提があります!
それは、どんな文章(ブログ、FACEBOOKの投稿、記事、ES・・・)でも、読んでいる人が必ず持っている真理的ブロックです。
NOT READ (読まない)
NOT BELIEVE (信じない)
NOT ACT (行動しない)
という3つの壁です。
就職活動においては、
ESは
・読まれていない
・信じられていない
・面接に呼ぼうと思わない
という3つの壁を常に抱えている訳です。
読み手というのは、この3つの心理的な障壁を必ず持っています。
【1つ目の「NOT READ(読まない)」の壁】
ビジネスの場にせよ、就職活動の場にせよ、プライベートの場にせよ
「人は、DM(ダイレクトメール)、チラシ広告、ESにちゃんと目を通していません」
読み手は、まず読みません。
例えば、美容やダイエットなどのインターネット広告を見たときに、
自分が読み手の立場になったら、どうですか?
ESを書くときにも、この
「読み手は、まず読ない」
という事を頭に入れておきましょう。
【2つ目の「NOT BELIEVE(信じない)」の壁】
もし、仮に読み始めたとしても、読み手は信じていません。
だから、DM(ダイレクトメール)やインターネット上の広告は、あの手この手で、読み手の心を揺さぶってきます。
「いやいや、なんか胡散臭いな」
とか思いながら見ると思います(笑)
ESで言えば、
「この人のいう事は本当か?」
という視点で、採用者の方はESを読んでいる。という事を意味しています。
【3つ目の「NOT ACT(行動しない)」】
もし、仮に読み始めて、少しは信じたとしても、最後には「行動してもらう」という壁が存在します。
先ほど例に挙げた美容・ダイエットのネット広告で言えば、読み手に「購入してもらう」という事です。
こちらは、実際の上記の美容広告のリンクです。
この『美魔女ラボ』はDVDとして商品が郵送されます。
ポイントごとに気になる点を改善する手法が紹介されているとのこと。
9,800円とのことですが、美容整形やエステサロンなどと比較しています。
かなり安上がりということも推しポイントです。
ビジネスなので、最終的に購入してもらうのが目的です。
「購入」=「NOT ACT(行動しない)」の壁を越えること。
ESで言えば、
ESを読んで、面接というステージに進めてもらう事です。
【就活生が超えないといけない壁】
就活生ががESを書くときには、
1.まず「読まれる」事を意識しないといけません
2.次に「信じてもらう事」を意識しないといけません
3.最後に「行動してもらう事」を意識しないといけません。
いきなり、「NOT ACT(行動しない)」の壁を越える事は出来ません!
もちろん、「NOT BELIEVE(信じない)」の壁を越える事も出来ません!
一番最初に「NOT READ(読まない)」の壁を越えないといけないのです!
読んでもらうところから始まって、、読んでいくうちに信用してもらって、信用してもらってから行動してもらう。
とステップが、ESを書く上で一番大事なキモです。
是非、ESを書く際には、
NOT READ (読まない)
NOT BELIEVE (信じない)
NOT ACT (行動しない)
ESは
面接官は、ESを読んでいない
面接官は、ESを信じられていない
面接官は、あなたを面接に呼ぼうと思わない
この2つを紙に書いて、目の前に貼っておいて下さい。
それでは、次回の記事では、それぞれの壁をどのように越えていくのか?
の超基礎を説明していきます。
この記事が、キャリアフォーラムに向けてエントリーシートを書いている学生さんの役に立てば幸いです!