日米の「他人との距離感の違い」は、どこから生まれるのか?

TERUです。

 

今日、仕事終わりにお気に入りのスペイン料理レストランで一人で飲んでいたときの事です。

 

バーの隣の席に座っていたイケメン白人男性が突然声をかけ来ました。
かなりオシャレで、いかにもジムで体を鍛えています。みたいな男性でした。

「あれ?もしかして、これって・・・。ナンパされてる?」
と、一瞬思いましたが(笑)

 

彼は
「オシャレな時計してるね?どこで買ったの?」
と、聞いてきました。

僕は
「あぁ、これは日本の東京で買ったんだよ。プロトタイプの時計だから、世界に1つだけの時計なんだ」
と答えました。

その後も、矢継ぎ早に質問を投げかけてきたので、言葉を濁して早々と切り上げてきましたがww

 

ちなみに、今日腕につけていた時計は、こちら

「日米の他人の距離感の違い」は、どこから生まれるのか?

 

この時計に関しては、以前、記事にも書きました
卒業・入学、就職祝いのプレゼントに、世界で一本だけの腕時計を。知る人ぞ知る時計ブランド「リベンハム」

 

アメリカでは、こんな事はしょっちゅうなので、特にビックリすることはないのですが(笑)

日本人とは、『人と人の距離感』が違うなぁ~と思いました。

もし日本で、バーの隣の人(男女問わず)に、こんな事をいきなり話したら、怪訝な顔されますよね。

 

僕は、4年に1回くらいしか日本に帰らないのですが

「日米間の他人との距離感の違い」

をアメリカに住んでいて感じる事が多々あります。

 

そこで、今回は

「日米間の人と人の距離感の違い」

に関して、書いてみたいと思います。

 

アメリカにこれから留学したりとか、赴任する。
という人のお役に立てればと思います。

 

【日米のコミュニケーションの違いを生む理由】

以前、この記事(日米のコミュニケーションの違いを生む2つの理由を考察してみた)では、

 

この記事では、日米コミュニケーションの違いの理由として、

・日本では、ある一定の距離を置くことがマナー
・アメリカでは、いかに相手と近づくかがマナー

という話をしました。

 

また、

・「日本の適度な湿度」と共に生きてきた日本人
・国宝、松林図屏風(長谷川等伯)

という切り口から、

『日本人が持つ特有の距離感』

に関しても書きました。

 

さらには、

「何故、島国日本では携帯がこんなにも普及したのか?」

という事にも言及してみました。

 

【日本人の相手との距離感に関する意識】

この記事を書いたときには思いつかなかったのですが、日本人には、もう1つ特徴があると思います。

それは、

日本人は『相手の貴重な時間を奪ってしまうのは申し訳ない』と思う

という事があるのでは無いでしょうか?

 

僕は、いまだにスーパーなどで探し物をしている時に

「Excuse me, but~ (すみませんが・・・)」
という枕言葉を使ってしまいます。

これがアメリカにおける丁寧なものの聞き方なのかどうかは分かりません。

分からないので、なるべく使わないようにしているのですが、それでもついつい使ってしまいます(笑)

誰か、教えて下さい!!

 

【日本とアメリカの距離感、どっちがいいのか?】

僕は、このブログで何度かキーワードとして挙げていますが、日本人にとっては「和魂洋才」がベストだと思っています。

僕は、アメリカを初めとする西洋の文化で好きな面も嫌いな面もあります。
その反面、日本の文化で好きな面も嫌いな面も、勿論あります。

実際、僕は日本の「KY」って言葉が好きでは無いですし、
アメリカで、気さくに声をかけてくるコミュニケーションは大好きです。

※日本で生まれ育ち、日本が大好きなので、その比率は言うまでもないですが(笑)

 

僕は、

日本人らしさ(相手への敬意を払い、一定の距離感を保つ)を土台に、
西洋らしさ(相手の懐に飛び込み、絶妙な距離感を保つ)をのせていく。

事が、これからの社会に求められる「相手との距離感」だと思っています。

 

何でもかんでも、
「西洋式(日本人にとってはアメリカ式なのかな)の方が日本より良い」
っていう人も、一定数居るとは思います。

僕は、そうは思わないし、それって西洋的DNAが遺伝子レベルで組み込まれていない日本人にはどうやって向いていないと思うのです。

まぁ、そういう人は、この記事をここまで読んでいないとは思いますが(笑)

 

【まとめ】

 

日本人の他人との距離感
・相手への敬意を払い、一定の距離感を保つ
・日本の湿度が、日本人の距離感を育んだ
・見ず知らずの相手の貴重な時間を奪ってしまうのは申し訳ない

アメリカにおける他人との距離感
・いかに相手と近づくかがマナー
・相手とより親しい関係を築くことが、まず大事
・より合理的な方法を取るよう心がける

どちらが優れているとか優れていない、という視点で物事を見るのではなく、、、

 

他人との距離感を取る上では、

相手によって、シーンによって、他人との”絶妙な”距離感を取れる「臨機応変さ」

が、大事なのかなってアメリカに10年住んでいて感じます。

 

アメリカにこれから留学したりとか、赴任する。
という人のお役に立てればと思います。

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