心を変えるには、脳の仕組みとRASを知る事で一歩を踏み出せる

 

TERUです。

 

以前の記事(将来何をしたいか分からない人へ~本当のキャリアプランを描く3ステップ)の最後で、

色々な人が、キャリアプランを考えるときに間違えるのは、
最初に、行動を変えようとする事です。

最初に変えるべきは「心(マインド)」なのです。

と書きました。

 

でも、ではその「心(マインド)を変える」のにはどうしたいいのか?

僕は一時期脳関係の書籍を読んだり、知り合いの脳震盪の専門家
(アメリカの大学で教鞭を取っている友人)に聞いたり、
と脳の仕組みの勉強をしていました。

 

そこで、「心(マインド)」を変えるためには、

「自分の脳みそを上手に使う」

という事に関して書きたいと思います。

 

 

【目次】
1.脳の仕組みを知る
2.網様体賦活系(もようたいふかつけい):RASとは?
3.RAS:網様体賦活系を、上手に利用するには?
4.まとめ

 

1.脳の仕組みを知る

「人間は脳の10パーセントしか使用していない」はウソ!

 

「人間は脳の10パーセントしか使用していない」
という話を聞いた事はありませんか?
これは、つまり人間は脳の90%を使っていないという意味になります。

しかし、この仮説は最近の脳科学の研究により覆されています。

 

こちらの動画をご覧下さい
「タイトル:人間は、脳機能の何%を利用しているか?」
※神経学者のRichard E. Cytowic(リチャード・E・シトーウィック)による脳の説明です
※5分位の長さです
※日本語字幕でも見ることは可能です。

 

 

如何だったでしょうか?
動画の字幕が見えずらかったと思うので、要約をしながら説明していきます。
(要約は長くなるので、読み飛ばしてもらっても大丈夫です^^)

むしろ、この要約よりも次の項目のRAS:網様体賦活系(もようたいふかつけい)の方が大事です!

 

【過去から現在の脳の研究】

科学者たちは人間の脳が持つ大きな前頭葉や、
広い頭頂葉の目的を長い間究明できないままでした。

これらの部分にダメージを受けても、
運動機能や感覚機能には欠陥がみられなかったからです。

 

科学者たちは、これらには関係がないと結論付けました。
そして何十年もの間、これら(前頭葉や、頭頂葉)の部分は
「サイレント・エリア(休止部分)」と呼ばれてきました。

その機能がうまく定義できなかったのです。

 

今までサイレントエリアと呼ばれていた前頭葉や、頭頂葉の部分は、
ある、とだけ言われていました。

ただ、最近の研究により、この部分(前頭葉や、頭頂葉の部分)は

・抽象的思考
・計画性
・決断力
・環境
に対する柔軟な適応などをする際に非常に重要である。

・実行力や総括力などの能力を強化するものである

という事が分かってきました。

前頭葉、頭頂葉の部分の重要性

これらがないと、私たちは人間らしくいられないのです。

 

 

【人間の脳を進化させたのは「料理」の発明】

成人の脳は全身の体積の約2パーセントしかありません。
しかし、1日に燃焼するグルコースのうち、、、

・成人は20パーセントが脳で使われています
・子どもの場合は約50パーセント
・乳幼児の場合は60パーセントにもなります。

 

霊長類において、身体の大きさと維持できる
ニューロンの数はトレードオフ関係にあります。

体重25キロの類人猿は、530億個の神経細胞を維持するため、
1日に8時間食事をしなければなりません。

 

しかし、150万年前の「料理」という発明が人間に大きな変化を与えました
調理することで食べ物をやわらかくし、
身体の外で既に消化されやすい状態にすることができました。

 

人間の消化器は、栄養をより効果的に吸収できるようになり、
そのおかげで自由な時間も増えました。
生で食べた時よりも、より多くのエネルギーを摂取できるようになったのです。

 

そして私たちは、他の類人猿より40パーセントも多い、
「860億個のニューロンが詰まった脳」
でも維持できるようになったのです。

 

 

【脳が必要とするエネルギー量とは?】

脳が燃やすカロリーの半分は、細胞膜を通り抜ける
ナトリウムイオンやカリウムイオンといった電気信号を発して、
脳の構造を維持するために使われます。

脳が、そのために必要な莫大なエネルギーは
「1分間に3.4×10の21乗」
という、驚くべき量のATP(アデノシン三リン酸)を消費します。

脳が、必要な莫大なエネルギー量

身体が暖炉だとすると、ATPは石炭のようなものです。
860億個すべてのニューロンを維持するのにはコストがかかります。

 

そこで、脳はエネルギーを効率的に使っています。

一度にシグナルを送るのは、
脳の小さな一部分だけに限定するようにします。

なぜなら、送るシグナルが少ないと、
数千通りもの伝達方法が可能になるからです。

 

これはスパース・コーディングと呼ばれています。
※スパース・コーディング=出来るだけ少ないエネルギーで、重要な情報だけを伝達する方法

 

ここまでが、脳の機能の説明になります。

では、次にこの脳をどのように使えばいいのか?を説明します。

 

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:RASとは?

 

網様体賦活系(もようたいふかつけい):RASとは?

1「脳の仕組み」は如何だったでしょうか?

要は、
「脳は凄いエネルギーを使うから、エネルギーを効率的に使っている」
という事です。

 

僕ら人間は、日常生活において、
目から耳から、凄い量の情報を得ています。
それら全ての情報を処理する事は不可能です。

 

そこで、脳には

RAS(reticular activating system:ラス)

と呼ばれるフィルターがあります。
※日本語で、「網様体賦活系(もようたいふかつけい)と言います。

 

この記事での中では、今後RAS(ラス)と言います。

このRASという機能があるために、普段の生活において
「脳が必要だと思う情報だけ」
をピックアップしているのです。

 

つまり、これは何を意味するかと言うと?

『本来、自分の目標達成の為に必要な情報を見落としてしまっている』

という事です。

 

この見えなくなる情報のことを
スコトーマ(心理的盲点)
と呼びます。

 

何故、本来必要である情報を見落としてしまうのでしょうか???
何故、スコトーマが発生するのでしょうか?

それは、
「人間が変化を嫌う生き物」
だからです。

 

では、何故「人間が変化を嫌う生き物」なのでしょうか?

それは、
「脳が変化を嫌う」つまり「大量のエネルギーを余分に使うのを嫌がる」
からです。

 

だから、習慣化というものは、中々崩す事ができないですし、
新しい事を習慣化させるのは大変なのです。

意思の弱さ、モチベーションなどが原因ではないのです。。

 

3.RAS:網様体賦活系(もうようたいふかつけい)を、上手に利用するには?

RASの説明は如何だったでしょうか?
もし理解できなかったら、何度も読んでみてくださいね。

さて、ではこのRAS(網様体賦活系:もようたいふかつけい)を、
逆にプラスに働くように使う方法をお教えします。

僕は、今にして思えば、今までの就職活動や様々な場面で、
このRASを大いに活用していたのだと実感しています。

 

【RASをプラスに働くように使う方法】

日頃の何故?
を意識する事。

これは、どういう事かというと・・・

・学校に行く時の道を選ぶときに、道を変えてみて「どうして?」と自問自答する
・街を歩いていて、新しい店を見つけたら「何故ここに、この店が?」と自問自答する
・コンビニで買い物をしていて、いつもと違うものを選ぶときに「どうして?」と自問自答する

等の行動をしてましょう!
という事です。

 

他にも、こんな事が出来ます。

例えば料理をする人であれば、
卵料理をする時に
・目玉焼き
・卵焼き
・スクランブルエッグ

どれにしようかを、その日の気分で考えるのではなく、
「目玉焼きにしよう。何で?」と自問自答する事です。

 

この「何故?」に対しての答えは何でもOKです。
理由に正しさを求めてはいけませんよ(笑)

この行動によって、ちょっとした
自分の変化を体験する事が出来ます。
また、自分の選択肢の幅も増えるという効果もあります。

 

2でも説明しましたが、
人間は本能的に「変化を嫌う生き物」です。

だから、いきなり大きな変化を行うのではなく、
小さな変化からスタートさせましょう。

 

それが、習慣化されていくと、
不思議と色々なものに対して
『視点が増えて』いきます。

そして、街を歩いていても、
今までスコトーマ(心理的盲点)
になっていたモノに自然と視線が
行くようになります。

この結果、就職活動のライバル達が気づかない「視点」を沢山持つ事が出来ます。

 

これが、こちらの記事(理想の仕事を見つけた人達の6つの共通点とは?
の価値のところで話した「他との差別化」になっていきます。

 

更なるメリットは、
「今まで見逃していた情報を得ることが出来る事で、一見関係なさそうな様々な情報を結びつける事も出来るようになる」
ことです。

 

例えば、就職活動。
食品メーカーを受けるとなると、その業界の事ばかり調べがちです。
でも、他の業界のことを調べたり、全く関係なさそうな雑誌や広告を見ていて
「パッ!」と情報が入ってきて、使える事があります!!

 

【就職活動での実例】

この体験は、僕の実例です。
僕は某有名食品メーカーに勤めていました。

その一次集団面接で、僕はこの「差別化」を見事にやっていました。
その時点で、他の学生とは10馬身差くらい付けていました。
※学校推薦枠だったので、応募者が多いので最初から集団面接でした。

内定式のときには、面接官の方から
「あの時の、君の〇〇と発言は忘れられないよ!!」
と言われました。

これも、常に沢山の視点を持って、
物事を捉えていた結果だったと、
今は思います。

 

普段から「何故?」を繰り返す行動をしていくうちに、
脳は様々なものに疑問を持つようになります。
その結果、情報を得ようとします。

その情報が、就職活動では宝物になります。
そして、もちろん社会に出てからも宝物になります!

 

是非とも、日頃の何故?を意識する事
を意識して、行動してみて下さい!!

 

4.まとめ

普段生活をしていて、
・「脳」について
・「RAS」について
を調べる人など、
まず居ないと思います(笑)

 

巷の成功哲学や、成功本、
インターネットに転がっている情報は、
どれもこれもが
「モチベーション」
「意思」
に頼った情報です。

 

モチベーションや意思というものは、
確かに大事です。

 

でも、もっと根本の

「人間の脳の仕組み」から「自分をコントロールする方法」

というものを知るほうが、論理的だし近道です。

 

ちなみに、RASを味方につけると、
こんなメリットもあります。

 

それは・・・

「自分の夢や、やりたい事を明確にイメージする事で、RASがそれに関連する情報を得ようとしてくれる」

です。

 

その結果、

様々な物事を引き寄せ、
思考は現実化していく。

のです。

 

この現象を、世の中では

・引き寄せの法則
・思考は現実化する
と言います。

本にもなっていますよね
※ナポレオン・ヒル「思考は現実化する」は、正直読まなくていいです(笑)

 

自分が理想とする姿、生活を毎日イメージして習慣化すると、
脳はそうなろうと情報を得てくれます。

 

脳は毎日大量のエネルギーを消費します。
なので、なるべくエネルギーを効果的に使用しようとします。

でしたら、その機能を上手に、プラスに使う事こそが、人生への最大の伴侶になります!!

 

この記事が、お役に立てば幸いです!

 

 

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4件のコメント

  1. 本文と関係ないコメントで申し訳ございません。
    はじめまして。
    こちらの記事の本文が表示されません。
    opera、chromeで拡張機能を切った上で、safariでも試しましたが見れませんでした。
    どうやったら見れるようになりますでしょうか?

    1. tokaa様
      こちらのサーバー、WPの問題でした。
      一ヶ月も返信が遅れてしまい、申し訳ございません。
      解決しました

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