TERUです。
僕は、ワシントンD.C.に住んでいます。
ここには、多くの留学生が短期、中期問わず留学に来ています。
そんな学生達と話をしていて、彼らの共通する悩みは目下の悩みは
「自分が何をしたいのか?が分からない」
です。
僕は、日本の大学の時から
「自分が進みたい道」
というイメージが出来上がっていたので、そのように悩む事はありませんでした。
しかし、日本で約6年働き、その後MBA留学を経て、
今もアメリカで働く上で、色々な経験をしてきて、
これからの自分のキャリアプランをどのように考えればいいのか?
を常に考えています。
そこで、僕が色々と実践して、自分なりに答えを出した
「キャリアプランの立て方」
を御案内したいと思います。
【目次】
1.自分が大事だと思う項目を考える
2.本当のキャリアプランを描く3ステップ
3.人生を変えるためには、行動を変えるだけではダメ
1.自分が大事だと思う事を挙げる
キャリアプランの立て方~その1は、「自分が大事だと思う項目を考える」です。
人には、それそれ大事なものが沢山あると思います。
・友人
・お金
・家族
・家
などなど・・・。
それらを、まずはノートに書き出してみて下さい。
そこから、本当に自分が生涯大事にしたいものを6つ選んでください。
僕の場合は、
1.人との繋がり
2.仕事
3.家族
4.財産
5.健康
6.教養
に絞りました。
そして、それらの最終目標(人生目標としてやり遂げたい事)を書きます。
例えば、
・財産であれば、年収3億円
・健康であれば、人生で2回の世界一周旅行を出来るだけの体力
などです。
これは、別に誰に見せるわけでもないので、
自分の大きな目標を書きましょう。
その時に注意する事は、
それぞれがリンクしている事です。
例えば、上の例でいれば、
人生で2回も世界一周旅行をするには、それなりのお金が必要ですよね
そして、そうなると仕事もサラリーマンでは無理です。
人との繋がりも、世界中に友人が居た方が、現地で楽しいですよね!
それを、まずは書き出す事が第一歩です!!
そうする事で、「出来る・出来ない」に関係なく
本当に自分がやりたいという「願望」「野望」が見えてきます!
前の記事
・「未来に希望を持ち、最悪の状態を想定して生きる事」が何故大事か?
・ネガティブ・シミュレーションを身に付ける為の3つのポイント
で、「ポジティブ・シンキング」「ネガティブ・シチュエーション」の話をしました。
しかし、この作業では一切の「ネガティブ・シミュレーション」は排除して考えましょう!
長期プランを考える時には、「ネガティブ・シミュレーション」は、ただの邪魔になってしまいますので。
この作業のポイントは、
「妄想を膨らまして、楽しく行う事」
です!!
2.本当のキャリアプランを描く3ステップ
インターネットで「キャリアプラン」と検索してみましょう。
そうすると、様々な方法が出てきます。
しかし、それらの情報はハッキリ言って情報が不十分です。
例えば、色々な専門化がコラムを書いているAll about
こちらでは、
・過去・現在・未来の視点から、ビジョン(あなたの理想像)に到達するためのアクションプランを立てる4つの手順をご紹介します。
・「キャリアプランとは、理想の姿を目指し、自らの現実の姿を見つめ、そのギャップを埋める(=価値を高める)ための、戦略的行動(アクションプラン)を策定し、連鎖的に実行に移すこと」です。
と書いてあり、その手順が書いてあります。
自分の過去を知る事は非常に大切です。
過去を知る事で、今の自分のアイデンティティを知ることが出来るからです。
でも、将来のキャリアプランには必要ありません。
それは何故でしょうか?
未来を変えるには「今」を変えないと意味が無いからです!!
この「今を変えることの大事さ」に関しては、こちらの記事が役に立つと思います
記事(五郎丸選手を支えた言葉。未来を変えるには、何をすればいいか?)
そこで、僕が今までの経験を活かして、
「本当のキャリアプランの3ステップ」
をお教えします。
ステップ1:最悪のキャリアプランを明確に描く
ステップ2:普通のキャリアプランを明確に描く
ステップ3:最高のキャリアプランを明確に描く
※この順番でやって下さいね
それぞれを説明していきましょう!
【ステップ1:最悪のキャリアプランを明確に描く】
就活生だとしたら、20歳前後ですね。
そうしたら、
25歳の自分
30歳の自分
40歳の自分
50歳の自分
60歳の自分
の最悪の人生を歩んでいる自分の姿を、それぞれ明確にイメージしましょう!
(作成例)
25歳:仕事のストレスでうつ病になる
30歳:会社復帰はするが、窓際に追いやられ、給料も減る
35歳:家族にも見放され、離婚
40歳:転職も出来ず、コンビニバイトで年下に馬鹿にされる
50歳:税金が上がり、コンビニバイトだけでは生活できず生活保護を申請するが断られる
60歳:アパートも追い出され、孤独死
例を書いてるだけで苦しくなりますが、ここはグッと堪えて書きましょう(笑)
もし、この記事を読んでいるあなたが30歳なら、
今の自分よりプラス5歳
今の自分よりプラス10歳
今の自分よりプラス20歳
・・・
といった形でイメージしていきます。
【ステップ2:普通のキャリアプランを明確に描く】
就活生だとしたら、20歳前後ですね。
そうしたら、
25歳の自分
30歳の自分
40歳の自分
50歳の自分
60歳の自分
の最悪の人生を歩んでいる自分の姿を、それぞれ明確にイメージしましょう!
(作成例)
25歳:仕事はそこそこに、飲み会で毎日を過ごす
30歳:結婚し、子供を授かる
35歳:係長に昇進(給料も少し上がる)
40歳:課長に昇進。給与は上がるが、残業が増えて午前様の毎日
50歳:部長補佐に昇進。
60歳:定年が65歳に延びるが、早期退職で退職金をもらう
70歳:孫と遊ぶ毎日
皆がイメージする一般サラリーマンのキャリアは、こんな感じでしょう
【ステップ3:最高のキャリアプランを明確に描く】
就活生だとしたら、20歳前後ですね。
そうしたら、
25歳の自分
30歳の自分
40歳の自分
50歳の自分
60歳の自分
の最悪の人生を歩んでいる自分の姿を、それぞれ明確にイメージしましょう!
(作成例)
25歳:仕事もプライベートも順調。(28歳で退社、独立)
30歳:独立後、ビジネスも順調。結婚し子供も授かる
35歳:ビジネスはさらに順調で、海外進出も果たす。
40歳:ハワイに別荘を購入し、子供の夏休みはハワイで家族で過ごす。
50歳:会社の1つをバイアウトし、資産を得、会社は後継者に譲る
60歳:家族全員で世界一周旅行。子供に世界を体験させる
70歳:日本の田舎に家を買い、自然と共に悠々自適な余生を送る。
こういった形で、3パターン描いて見ましょう!!
そして、これらを紙に書き出して、並べます。
その紙を寝る前に
「最悪のキャリアプラン」
「普通のキャリアプラン」
「最高のキャリアプラン」
の順番で毎晩見て寝るのです。
そうすると、人間の脳は
・最悪の人生は嫌だ
・最高の人生を歩みたい
と、自分の潜在意識の中に埋め込んでいきます。
3.人生を変える為には、行動を変えるだけではダメ
心が変わると、態度が変わり
態度が変わると、行動が変わり
行動が変わると、習慣が変わり
習慣が変わると、人格が変わり
人格が変わると、運命が変わり
運命が変わると、人生が変わっていきます
これは、僕は部屋に貼ってあって、寝起きに必ず読むようにしています。
色々な人が、キャリアプランを考えるときに間違えるのは、
最初に、行動を変えようとする事です。
最初に変えるべきは「心(マインド)」なのです。
それをきちんと理解していないと、
挫折したときに、
「あぁ、自分は意識が弱いんだ」
「やっぱり、自分は駄目な人間なんだ」
と考えてしまいます。
行動の前に「態度」
態度の前に「心(マインド)」
を変えないといけないのです
この記事が、今後のキャリアプランを考えている方の役に立てば幸いです!