TERUです。
最近、ワシントンDC内を走っていると、UBER(ウーバー)車を見かける事が凄く多いです。
車を持っている友人も、ダウンタウンに出かけるときはUBER(ウーバー)を使う人は多いですし、
どこかに出かける時もカープール(何人かで車をシェア)して出かける人が増えています。
また、最近シアトルに出張で出かけた知り合いの方は、アマゾンゴーを体験しようとしたらしいです。
しかし、入り口でスタッフに阻止された御様子。。
まだamazon社員限定の店舗なので、一般人の使用はまだ認められていません。
アマゾンゴーに関しては、こちらの記事(アマゾンの人類補完計画と、10年後に無くなる仕事とは?)に詳しく書いてあります。
UBER(ウーバー)、そしてアマゾンゴーを見ていると、5年後、10年後以降の未来予想図が見えてきますね。
その未来予想図を考察してみました!!
【目次】
1.5年内の未来予想図~『個人が稼ぐ時代』へ
2.10年後の未来予想図~イノベーション(技術革新)による変化
3.価値を生み出せる人間だけが生き残っていける時代へ突入
4.まとめ
【UBER(ウーバー)の拡大】
日本では、まだまだ認知度が低いUBER(ウーバー)ですが、アメリカでは完全に一般化しています。
UBER(ウーバー)とは、アメリカを始め、世界の各都市で展開されている配車サービスです。
使い方は至って簡単!
1.携帯アプリをダウンロード
2.名前、支払い情報(クレジットカードやパイパル等)を入力
3.アプリで今いる場所にハイヤーを呼ぶ
タクシーと違い、決済はアプリ内で行ので、降りる時などに支払う必要はありません。
そして、このUBER(ウーバー)は出前サービス「UBEREATS(ウーバーイーツ)」も提供しています。
【UBEREATS(ウーバーイーツ)のシステム】
UBER(ウーバー)のHPに数十件のレストランのUBER用のメニューが載っています。
1.顧客はそのメニューのなかから好きなものを注文します。
2.UBER(ウーバー)が約30分以内に宅配します。
アプリからオーダーすると、今その配車がどこにいるかも黙認出来ます。
支払いは、通所湯のUBERアプリに登録してあるクレジットカード(または銀行口座、パイパルなど)から引き落とされるので、物が届いてからの支払いは必要はありません!
【UBEREATS(ウーバーイーツ)の登場】
UBER(ウーバー)のスタートは、そもそも一般人による配車システムです。
常時100万人以上の運転手が登録しているUBER(ウーバー)にとっての課題は
『運転手の空き時間をいかに効率的に活用できるか?』でした。
それを解消したのが、この「UBEREATS(ウーバーイーツ)」です。
この「UBEREATS(ウーバーイーツ)」は、自動車だけでなく、登録すれば自転車での配送もしてくれます。
(好きな自転車を使って、空き時間に小遣い稼ぎ。という感覚でしょう)
ワシントンDC内では渋滞が激しいので、「UBEREATS(ウーバーイーツ)」の自転車もよく見かけます。
レストランに行くと、UBEREATS(ウーバーイーツ)の人が商品(配達用の食事)をピックアップする姿もよく見かけます。
UBER(ウーバー)ひとつを例に挙げても、個人が自由に空いた時間を使って稼ぐことが可能な時代に移行してきています。
今までの感覚では
「お金を稼ぐ」=「組織に所属する」
が基本的な考え方でした。
しかし今後5年間でその考え方は激変していくことでしょう!
その大きな役割を果たすのが「インターネット」です。
インターネット、スマホがこれだけ発達してきた結果、
・個人がネットショップを開き
・YouTubeで商品紹介をして商品を販売したり、
・Twitter等のSNSで自分が持っている(価値のある)情報を販売したり
と、過去のビジネスの枠組み(大量消費を前提として大量生産)とは、全く違うシステムが構築されつつあります。
こういった流れは何を意味するのでしょうか?
「一般の人たちが、大手メディアによって作られるブームに乗らなくなってきている」
「一般の人達が大手マスメディアが発信する情報を信用していなくなってきている」
という事を意味します。
以前は、とある情報番組でバナナが特集されると、次の日にはバナナが店頭から無くなったりしていましたねw
そうは言っても、まだテレビの影響力が大きい時代です。
この流れは数年は続くと思います。
今はまさに時代の転換期です。
しかし、5年以内には「就職」と言う言葉が普通では無いと感じる世代が生まれてくる事でしょう。
アマゾンは、近い将来Aazon Goのシステムをパッケージ化して販売するはずです!
今はアマゾン社員向けに開放して、データを取っている段階です。
しかし、遅くとも5年後(2022年以降)にはアメリカのあらゆる大都市でAmazon Goアマゾンゴーがスタート。
遅くとも13年後(2030年後)には「Amazon Go」スタイルのコンビニが、欧米諸国のスタンダードになっていることでしょう。
10年後(2027年頃)は、どうなっているか??
日本(特に都内)では、無人化レジを利用したコーヒーショップ、ファーストフード店などが立ち並ぶ。
殆どの店舗は無人化。(有人レジは、1つのみ)
一方、コンビニは依然として現在の形態を維持。
各コンビニはセブングループ、ファミマ、ローソンの3社が競い合いを続けている。
【セブン】
セブンアイグループ全体の販売網を利用し、ICタグ方式を導入。
【ファミマ】
伊藤忠商事先導のファミマは、アマゾンゴーのパッケージシステム(利用権)を買い取る。
また、アマゾンの商品の受け取りもファミマに一括集中し、平均日販もセブンを抜く。
【ローソン】
三菱商事主導の下で、システムに資金を投入するのではなく、大手メーカー(キユーピーやお菓子メーカーなど)とPBアイテムをつくる。
「こだわり商品」を前面に押す事で、固定顧客を取り込む作戦に。
国内での競争は視野におかず、三菱商事の力を利用しながら、海外進出
10年後に、世の中のメインとなる企業は
「人を必要としない企業」
「雇用を生まない企業」
である可能性が高いです。
そのいい例がFacebookとAmazonではないでしょうか?
Facebook
時価総額=45兆円。
社員数=1万7000人です。
Amazon
時価総額=46兆円。
社員数=8万9000人です。
日本企業の中でトップのTOYOTAを見てみましょう
時価総額=18兆円。
社員数=約35万人(連結)
実際の製造業とIT企業なので単純に比較は出来ません。
しかし、今までの「雇用を生む企業=優良企業」という常識は、常識でなくなっていきます。
ちなみに、時価総額1位のAppleですが
時価総額=82兆円
社員数=11万5000人
となっています。
つまり、これは何を意味するかというと、
「アイデアが無い人間」
「脳が訓練されていない人間」
は確実に淘汰されていく時代が10~15年後に迫ってきている。
ということです。
近い将来、人は機械に仕事を奪われていきます。
しかし、その中でも「人間だからこそ生み出せる価値」を提供したものだけが稼ぐことが出来る時代が、今から10年後以降の世界です。
価値とは何でしょうか?
それは「他との差別化」と「時代を読む力」です。
その為に必要なものは『知識』です。
人は生まれた場所、家庭環境などによる「資本」の差はあります。
しかし、「知識」のスタートラインは一緒です。
知識は努力次第で増えていきます。
今後、どれだけイノベーションが大改革されても、資本主義社会が大きく変化することは当分は無いでしょう。
その中で、「知識」が大きな役割を果たすことは、ドラッカーも「ネクスト・ソサエティ~歴史が見たことのない未来がはじまる」の中で話しています。
この本は、2017年に是非とも読んでもらいたい本の一冊です!!
ドラッカーの主張の1つは
『ネクスト・ソサエティは知識社会である。知識が中核の資源となり、知識労働者が中核の働き手となる』
です。
ドラッカーは、著書の中で
1.知識は資金よりも容易に移動するがゆえに、いかなる境界もない社会となる。
2.万人に教育の機会が与えられるがゆえに、上方への移動が自由な社会となる。
3.万人が生産手段としての知識を手に入れ、しかも万人が勝てるわけではないがゆえに、成功と失敗の並存する社会となる。
1.自分の強みは何か、どのような強みを発揮できるか
2.何を期待してもらいたいか、いつまでに結果を出せるか
3.そのためにはどういう情報が必要か
と、言っています。
他の人が持っていない「情報」「知識」を他社に伝え共感する。
そこにこそユニーク性が生まれ、価値が生まれます。
また、知識がある人は、何らかの方法で資本を持ってくることが出来ます。
資本主義社会が今後も継続する事を考えると、『知識』の重要性は、益々高まっていきます。
また、ドラッカーも言っているように
「移動」
という言葉も重要なキーワードになります。
人類の歴史において
・移動する力
・移動させる力
を支配した(コントロール、劇的に発達させた)人間、企業が支配者になってきました。
移動する、させる=「リバレッジ」であり、インターネットがリバレッジの代表格です。
インターネットは、情報の移動を劇的に変えました。
だから、Google, Apple, Facebookが時代の勝者になっていきました。
今後、情報に限らずヒト、モノ、カネは今まで以上に移動していくようになります。
時代の流れと共に、「稼ぐ」という事に関する価値観が変わってきています。
今後5~10年の間に、今までの「組織の属する」という価値観から「個人で稼ぐ」という価値観に大きく変化していきます。
また、社会的にも「人を必要としない企業」「雇用を生まない企業」が主流になっていきます。
その中で大事になってくるもの。
それは
・価値を生み出すこと
・知識
・情報
・移動させる力
です。
これらを身に付けることで、どんな社会になっても、会社と言う組織の中にいても、個人として活躍できる人間になっていけます!!
今回の記事が、何かの参考になれば幸いです。
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