MBAホルダーから就活生へのメッセージ②~エントリーシートを書き、面接まで辿り着く秘訣

TERUです。

ロサンゼルスキャリアフォーラム、ボストンキャリアフォーラムに参加される皆様に向けて、日米両方での就職活動を経験した僕が、巷の就職活動本やインターネット情報では語られる事のない、「エントリーシートの書き方等」を伝授します。

 

前回の記事(【就活生必見】3つのNOTの壁~ESを書く前に知るべき事とは?)では、

NOT READ (読まない)
NOT BELIEVE (信じない)
NOT ACT (行動しない)

の3つのNOTの壁を紹介しました。

今回の記事では、「それぞれの壁をどのように越えていくのか?」の超基礎を説明していきます。

本文が長くなりそうなので(笑)、早速いきましょう!

 

【目次】
1.1つ目の壁(NOT READ)を越える為には
2.2つ目の壁(NOT BELIEVE)を越える為には
3.3つ目の壁(NOT ACT)を越える為には
4.まとめ

 

2.1つ目の壁を越える為には

ESを書く前に知るべき3つの壁を知り、面接に呼んでもらう方法

「NOT READ(読まない)」の壁を越えるには、最初の1行目が大切です。

実際、先日とある大手企業の元人事部だった方にお話を伺いました。

その方曰く
「凄い数のエントリーシートが送られてくるので、最初の3行くらいしか目を通していない」
との事でした。

 

何百枚、何千枚と送られてくるESを「パッ!」と見た瞬間に、目に入ってくるのは最初の一行です。

『読まずにはいられない』
そんな言葉を書く必要があります。

そして、どんどん読ませていく。
次の一文を読ませるような文を、どんどん入れていくのです。

ただ、入れすぎると胡散臭くなるので、程ほどにする事が大切です。

 

一例を挙げましょう。

こちらの記事(自己分析の意外な方法とは?孫氏と自分のルーツを探る旅)で自己分析をするために旅に出ましょう。という話を書きました。

この記事の中で、僕は

【実際の就職活動で、どのように活かすか?】

例えば、ES(エントリーシート)の書き出しが

「私は、自分の事を知るために先祖のルーツを探る旅に出ました」

という書き出しだったら、採用担当者は
「おっ、この人面白そうだな」
と感じます。

という例を挙げました。

 

この「ES(エントリーシート)の書き出し」が凄く大事です。

この訓練はESの本だけを読んでも駄目です。
・コンビニにある雑誌の表紙
・売れているビジネス書の1ページ目
・小説の書き出し
・電車の中のつり革広告
などに目を光らせ、自分の中に「人を惹きつける言葉」のストックを貯めていかないといけません!

早速、学校、家の近くの本屋に行ってみましょう!!

 

 

3.2つ目の壁を越える為には

ESを書く前に知るべき3つの壁を知り、面接に呼んでもらう方法

2つ目の壁は、「NOT BELIEVE(信じない)」です。

採用担当者の方の「NOT READ(読まない)」の壁を越えた時。
その方の頭にあるESへの印象は「本当かな」です。

だからこそ、信用してもらう必要があります。

 

 

採用担当者に信用してもらうには、3つの方法があります!!

【採用担当者の方に、自分の事を信用してもらう1つ目の方法】

1つ目は、友人、教授、学校関係者、バイト先の上司などからの声です。
こういった他人からの(嘘ではない)声で、その採用担当者の声をかき消す事が出来ます。

 

ここで、ちょっと面白い(というか特殊な)例を挙げてみます。

僕の大学時代の友人は、自己紹介を書く欄で

「拝啓、〇〇様(〇〇は自分の名前)」

という書き出しで書いていました。

その後の文章は
「〇〇さんが主催した。△△というイベントでは、大活躍でしたね。
あのイベントでは、サブリーダーとして、周りの皆への気配り、裏方としての活躍を、その場にいた皆が感謝しておりました・・・」
といった形で、他人からの声を、手紙のようなスタイルで表現していました。

このような手法が、全ての企業に通用するとは思いません・・・(笑)

でも、彼が内定を勝ち取ったITベンチャーには通用したみたいです!

 

【採用担当者の方に、自分の事を信用してもらう2つ目の方法】

2つ目は、他の人が経験してないであろう体験談を埋め込んだ上で、会社への貢献度をアピールする事です。

2の「1つ目の壁を越える為には」で例を挙げましたね。
「私は、自分の事を知るために先祖のルーツを探る旅に出ました」

もし、こういう書き方をしたら、どのように文章を続けますか???

 

僕がこの続きで、ESを書くとしたら、

「私は、自分のルーツを探りながらも、その土地の風景、食事、雰囲気を肌で感じる事で、~~」
という風に、”実体験”を伴った話を、まず書きます。

 

そして、

「その~~での経験を、社会に出てから御社の〇〇という事業で役立てる事が出来ます」
と、会社の分析も出し、会社への貢献もアピールする事をします。

ESの多くの失敗は、体験だけで終わる事です。
その経験から学んだ事を、どういった形で貢献できるか?
まで説明しないといけないのです。

 

【採用担当者の方に、自分の事を信用してもらう3つ目の方法】

3つ目は、下記の3つのどれかを組み込む事です。

・感動
・共感
・好奇心

感動は、自分が感動した話でも、可能ならば「相手を感動させる事ができる話」
共感は、自分と会社の共通点を見つけ、共感してもらう事です(これは、インターンなどをしている人は使える体験談があるはずです)
好奇心は、相手が「知りたいっ!」と思う話です。(これは諸刃の剣なので、上手く使いましょう)

 

これらも、書き出し同様、この訓練はESの本だけを読んでも駄目です。
・コンビニにある雑誌の表紙
・売れているビジネス書の1ページ目
・小説の書き出し
・電車の中のつり革広告
などに目を光らせ、自分の中に「人を惹きつける言葉」のストックを貯めていかないといきましょう!!

 

【採用担当者の方に、自分の事を信用してもらう為のまとめ】

1.友人、教授、学校関係者、バイト先の上司などからの声を利用する
2.他の人が経験してないであろう体験談を埋め込んだ上で、会社への貢献度をアピールする
3.「感動」「共感」「好奇心」のどれかを組み込む

 

 

 

4.3つ目の壁を越える為には

ESを書く前に知るべき3つの壁を知り、面接に呼んでもらう方法

 

もし、1つ目と2つ目の壁を越えていたら、あとは最後の壁を越えるだけです。

ここで大事な事は1つだけ。

採用担当者のアドレナリンを出させる事です(笑)

つまり、
「彼、彼女に会って話しをしてみたい」
「会わずに居られない」
みたいな状態にする事です

 

僕の事例です。(ESではなく、面接での話)

僕は、某有名食品メーカーに勤めていました。

その一次集団面接で、僕は他の学生との「差別化」を見事にやっていました。
その時点で、他の学生とは10馬身差くらい付けていました。
※学校推薦枠で、応募者が多いのでESもなく、最初から集団面接でした。

内定式のときには、面接官の方から
「あの時の、君の〇〇と発言は忘れられないよ!!」と言われました。

 

僕の話が人事課の中で、少し話題になっていたらしいです(笑)
最終面接後も、面接官の方から「君の話は一次の時から聞いていたよ!」と言われました。

この言葉を聞いたとき、「これは来たな!」と思いましたね(笑)
そして、その2日後に内定の電話をもらいました。

 

ここまで、相手を惹きつける事は難しいかも知れません。
しかし、決して不可能な事ではありません!!

 

何度も言うようですが、この訓練もESの本だけを読んでも駄目です。
・コンビニにある雑誌の表紙
・売れているビジネス書の1ページ目
・小説の書き出し
・電車の中のつり革広告
などに目を光らせ、自分の中に「人を惹きつける言葉」のストックを貯めていかないといきましょう!!

 

 

5.まとめ

 

『ESを書く前に知るべき3つの壁を知り、面接に呼んでもらう方法』
は、言ってしまえば、凄くシンプルです。

 

NOT READ (読まない)
NOT BELIEVE (信じない)
NOT ACT (行動しない)
という3つの壁の存在を知る。

 

就職活動においては、
ESは
・読まれていない
・信じられていない
・面接に呼ぼうと思わない
という3つの壁がある事を知る。

その上で、その3つの壁を順番に越えるようにESを書いていくだけ

その基礎の手順は、今まで説明してきました!!

 

普段の生活の中で、一見就職活動には関係が無いように見える様々な情報をインプットして、それをESに活かしていきましょう!!

 

この記事が、キャリアフォーラムに向けてエントリーシートを書いている学生さんの役に立てば幸いです!

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