アメリカで免許証を簡単に取る裏技~メリーランド州で取る

先日、新しくワシントンDCエリアに引っ越してきた方とお話をする機会があり、免許証取得に関して話をしました。
そこで僕からも「アメリカで免許証取得を取る」をテーマに書いてみたいと思います。

モニュメントバレーにて。僕がアメリカで初めて買った車(chevy suburban)と僕がアメリカで初めて買った車(chevy suburban)

実は、アメリカという国は各州で交通ルールが違うので、どこで免許を取るか?は凄く大事になってきます。
ワシントンDCやマンハッタンなどの電車が(それなりに)発達したエリアでは車が無くても大丈夫ですが、基本アメリカでは車がないと生活は厳しいです。。。
また、州によっては運転免許証取得は大変です。
僕は留学先のオクラホマ州でアメリカの運転免許証を取ったのですが、それはそれは、簡単でした(笑)

そこで、
・アメリカの運転免許取得に関する簡単な情報
・どうしてメリーランド州では裏技的にアメリカの免許証を簡単に取れるのか?
をまとめてみました。




【目次】
1.アメリカの運転免許証取得の基本的な7ステップ
2.アメリカの運転免許証取得に必要な基本的な4つの書類
3.アメリカで運転免許証を持つことのメリット
4.アメリカでの運転路上試験で気を付ける点
5.免許証が取れてからの運転で気を付ける事
6.メリーランド州だけは、日本の免許証があれば試験無しでアメリカの運転免許証取得可能

 

1.アメリカの運転免許取得の基本的な7ステップ

① 最寄のDMV(陸運局)に行く
② 交通安全に関する試験を受ける(20問中〇問正解で合格。※州によって違う)
③ 視力検査(両目で0.5以上の視力が必要)
④ 仮運転練習許可証が発行される
⑤(州によっては)自動車学校で学科講習を受ける
⑥ 路上試験(※アメリカの運転免許証をもっている人が同乗しなくてはならない)
⑦ 試験に受かれば、免許証が発行される

上記が基本ですが、これは州によってバラつきがあります。
※メリーランド州では下記(6番で説明)理由から日本の運転免許証があれば、試験を受けずに一定の手続きだけで、アメリカ(メリーランド州)の免許証を取得できます。

 

2.免許取得に必要な基本的な4つの書類

・パスポート(I-94付のもの)
・ソーシャル・セキュリティー・カード(学生は学生ビザを持っていけばOK)
・銀行発行のATMカード、バンクステートメント、小切手
・住所が記載された公共料金の請求書

他にも州によって、DMVに持って行く必要書類が違います。
最寄のDMVのHPを参照してみて下さい。
※DMVとは、陸運局(運転免許証センター)です。

 

3.運転免許を持つことのメリット

・身分証明でパスポートを持ち歩かなくても済む(州のIDカードも簡単に取得できます)
・レンタカーやZIPカーを借りることが出来るので、買い物などが楽
・アメリカの醍醐味である大自然を、自ら運転して行くこと(満喫すること)が出来る
・都市部以外は車が無いと生活できないので、生活が変わる
などなど色々あります。




 

4.アメリカでの運転路上試験で気を付ける4点

1.運転車線が右(これは、最初は戸惑う)
2.交差点で右折する時に、信号が赤でも基本は右折できる(右折禁止のサインがある時は駄目。州によって右折が駄目な州もある)
3.スクールバスがSTOPサインを出して止まっている時は”絶対に”停止(これで友人は試験落ちました)
4.縦列駐車が苦手な人は気をつける(僕がオクラホマで試験を受けた時には、車がない場所で縦列駐車をさせられましたw)

とりあえず、この4点は気を付けましょう!

 

 5.免許証が取れてからの運転で気を付ける事

僕の今までの経験上
・警察に捕まった場合、車を停めて警察が窓に寄ってきた時は両手をハンドルに置く(ピストルを持っていると思われない為)
・ウィンカーを出さない車が多いので、車間距離はしっかり取る(いきなり割り込んでくる)
・都心部(特にマンハッタン)では、クラクションをすぐに鳴らされるが気にしないw
・オービスが異常に多いので、オービスの位置は頭に入れておく(かなり罰金が高い)
・Commercial Vehicle(商用車)だけが停めることが出来る場所に停めない(一発で100ドルは飛ぶ)
・車を駐車するときは、駐車できる時間帯をちゃんとチェック(すぐにレッカーされて、駐車違反も取られる※僕は200ドル)

他にも、いろいろありますが、これらに関しては注意しましょう!

※殆どの州の人達は、日本のように全員が全員きちんと免許学校(合宿)で習うわけではないので、残念ながら運転は下手な人が多いです。(僕の経験上、特に南部の人は運転が下手です)

 

6.メリーランド州だけは、日本の免許証があれば試験無しでアメリカの運転免許証取得可能

あまり知られていない事ですが。。。
在米日本大使館の努力(特に国土交通省)のおかげで、『日本の免許証を持っていれば、学科や実技試験を受けず一定の手続きだけで同州の運転免許証の取得が可能』になりました。(2016年1月から可能になっています)

この処置は、全米50州で初めての措置です。
メリーランド州は既にフランス、ドイツ、韓国、台湾と免許の相互認証を認めていますが、どの国も車は右側通行の国・地域。
日本のように左側通行の国の運転免許を事実上認めるのは異例中の異例でした。

同州は首都ワシントンに隣接しており、日本企業の駐在員や研究者らが多く住んでいます。
これまでは米国人と同様、学科や実技で数段階の試験に合格しなければ運転免許を取得できなかったのですが、メリーランド州は特に試験に厳しいことで知られています。
その結果、中々一発で試験に合格する事が難しく、更に試験の予約もすぐに埋まってしまうことから、様々な声が在米日本大使館に届きました。
そういった経緯があり、日本政府が動き特例として認められることになりました。

 

これからワシントンDC周辺に赴任される駐在の方、留学される学生さんの参考にになれば幸いです。

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