TERUです。
『魚』
この言葉を聞いて、僕のこの男を連想する。
(株)さかな人代表長谷川 大樹
大学の時に知り合い、卒業式の時には、学部も部活も違うのに
隣の席(彼は上半身裸でネイティブアメリカンの格好をしていたがw)に座るという不思議な縁がある
長谷川大樹さんについて語ろうと思う。
【目次】
1.長谷川大樹さんとは?
2.長谷川さんが市場に作り出したものとは?
3.魚の神経締めとは?
こちらの記事では、このように紹介されています。
地方によっては廃棄されたり、流通にのってもほとんど値のつかない「未利用魚」を取引することで知られる仲買人が逗子にいる。
「お魚コンシェルジュ」で(株)さかな人代表の長谷川大樹は、一般に食されていない魚にもスポットを当て、その旨さを世に伝える伝道師だ。
彼と出会ったのは、彼が大学を休学し「海をもっと知りたい」という理由から鹿児島県口永良部島で漁師に弟子入りした後に、復学した時でした。
彼は学生時代からの友人であり、僕が知っている限り魚に関する知識でこの男に並ぶ人には、中々出会うことはありません。
とりあえず、アメリカで知り合った寿司職人と言われる人でも、1人か2人だけですね。
彼は、魚だけでなく、キノコ類や草などについても非常に詳しいのですが、日本中の島の事についても造詣が深い「サバイバルの生き字引みたいな人」です。
僕が、部活を引退した後に「どこか島に旅行に行きたいなぁ~」と思って、大学構内をプラプラしていたときの事。。。
彼が構内のバスケコートでスケボーをして遊んでいました。
「あっ!ハセならオススメの島を教えてくれるかも!」と思い、声をかけました。
「お~、それならトカラ列島がオススメだよ!!」という彼のアドバイスに従い、大学4年の夏休みの一ヶ月間は、トカラ列島で過ごしました。
(まさか、最南端の島で彼に会うとは思いませんでしたがww)
なかなか、一言で表現出来ない漢(おとこ)、それが長谷川大樹さんです!!
彼の肩書きは「お魚コンシェルジュ」
2014年には、日テレの未来シアターに出演。
2014年8月には、テレビ東京の「Crossroad」にも出演。
2017年2月には、BSフジ『一滴の向こう側』に出演。
2020年10月には、NHK『プロフェッショナル』に出演。
こちらの動画と、最初に挙げた記事の中で、彼が伝えている事で凄く共感できる事が多かったです。
・高級か未利用かは、全部人の価値観で決まることで時代とともに変わる。
・どこまで本気で海が好きになれるか確認したくて
・会社員時代も休日には港に足を運び、珍しい魚を見つけては貪欲に食べた。
・様々な食べ方を試し、ぴたりとはまったときに自分の知識に加えていく。
・長谷川の主な取引先は飲食店で小売はほとんどしない。その理由は「”ストーリー”が伝わらないから」
・客の口に入り、そこで感動が生まれる。さらにその感動を漁師に伝えて初めて自分の仕事が完結すると心得ている
・インターネット流通には「愛」がない
これらは、僕が常日頃からブログや色々な媒体を通じて伝えていることです。
・価値観=それは人が決める事。その価値は「差」から生まれる。つまり人がやらない事をやれば、その差から価値は生まれる
・自分が本気でやれることをやった人間が一番カッコいい!
・体験を通じた知識、経験が一番説得力がある。
・インターネットがどれだけ進んでも、結局は人。そこにストーリーを加えることが人との繋がりを強化する。
かの有名なピーター・ドラッカーが残した言葉で、こんな言葉があります。
「これからの時代(ネクス ト・ソサエティ)は知識社会である。知識が中核の資源となり、知識労働者が中核の働き手となる」
彼(長谷川大樹さん)は、その持ち前の「知識」に「体験を元にしたストーリー」を加える事で差別化を生み出しています。
他の人が彼の真似をしても、彼には追随すら出来ません。それは何故でしょうか?
彼は、ビジネスで凄く大事なものを生み出したからです!!
それは「ディファクト・スタンダード」です
※ディファクトスタンダード=標準化機関等が定めた規格ではなく、市場における競争や広く採用された「結果として事実上標準化した基準」
今まで「未利用魚」と呼ばれる魚は、彼の出現まで市場ではあまり価値がありませんでした。
しかし、彼は「食べられない魚を食べれるように、食べれる魚をより美味しくする」というスタンダードを創造しました。
彼にとって、「未利用魚」という言葉は本人にとってあまり意味をなさず、「僕は魚に貴賤をつけてないですから」と言います。
彼の立ち位置を確実にしたものが、「神経締め」という技術。
魚の脊髄の神経を破壊して締めることを言います。
この処理をすると死んだ魚の死後硬直を丸一日遅らせることができます。
大きな魚(マグロなど)は眉間から。
ハマチなどは尾の方から針金のような道具を背骨に沿った脊髄線まで刺して即死させます。
彼は、この方法を素早く行い、血抜きや冷却法で美味しさを保っているそうです。
特に彼のがオススメの未利用魚は「ホシエイ」
彼の功績で市場に出回ったことで、入荷すれば即完売になるほどの人気魚になっているそうです。
身よりも肝が美味しいそうです。
知られていなかった魚の
1.適切な漁法
2.適切な処理
3.適切な流通
4.適切な商品
5.適切な食べ方
を伝え、熱く語り、漁師たちの意識までも変えて広げていく。
彼はまさにオンリーワンであり、ナンバーワンな存在です!
次回の帰国時には、必ずホシエイを彼と一緒に食べたくなりました!!!
・本当に自分がしたい事は何?
・自分らしく生きたい!
・自分だけの成功法則を見つけたい!
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