TERUです。
2月11日は、「建国記念の日」です。
自国の建国の歴史は、国民にとっての基礎知識です。
(というか、知らないで外国に出ると恥ずかしい思いをします)
しかし、日本の教育の現場では全く教えません。
学校の歴史教育は、
・年号の丸覚え
・ある意味での反日教育(「日本は侵略し、悪いことをした」という教育)
がメインだと思います。
僕が学校で学んだ歴史教育は、そういうものでした。
特に、某有名予備校で学んだ日本史の授業は、センター試験を受けるための授業にも関わらず、その授業内容は超レフト寄りでしたww
さて、ここであるデータを出したいと思います。
2015年に、公益社団法人日本青年会議所が
「建国された日」はいつか知っているか?
という質問を、
日本在住の7ヶ国(中国、カナダ、アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア)300名、18歳以上の男女に調査しました。
一方、日本人に対しては、
・全国10箇所(札幌・仙台・金沢・東京・名古屋・京都・広島・愛媛・福岡・沖縄)、
・18歳以上の男女100,30人に該当調査を行いました。
アンケート調査結果はこの図の通りです。
この結果を見ても明らかなように、日本人の「自国の建国に関する知識」は、他の国に比べて明らかに劣っています。。。
理由は、いくつか考えられます。
今、日本のテレビでは「日本は素晴らしい」的な番組が増えていると聞きます。
そういう状況にも関わらず、日本の歴史を学ぶ機会は、何故増える機会すら無いのでしょうか?
今回の記事では、「建国記念の日」記念として、
1.日本建国の日の歴史
2.「建国記念の日」はいつ出来たのか?
3.「建国記念日」ではなく、「建国記念の日」である理由
4.何故「建国記念の日」は忘れ去られたのか?
5.まとめ
の項目に分けて、記事を書いていきます。
今回の記事では、「建国記念の日」について書きました。
「紀元節」についての詳細記事は、こちらをどうぞ。
【日本の歴史を学ぶには、日本神話から】
日本の建国の起源は、いまや誰にも分かりません。
というか、それだけ歴史のある国なのです。
ところで・・・
日本の歴史を学ぶには「日本神話(古事記、日本書紀)」を学ぶのが一番楽です。
※この2つの書物は、ほぼ同時期に編纂されたものですが、若干内容に違いがあります。
※編纂者の違い、編纂目的の違い、作成時期の違いなど・・・
ただ、そうは言っても、正直読むのはダルいですw
なので、こちらの動画を見てください。(15分くらいです)
こちらは、宮崎県庁が作成した「日本のはじまり」という動画です。
何故宮崎県かというと、宮崎県は天孫降臨の場所であると神話では言い伝えられている「神話のふるさと」と言われているからです。
多分、子供向けに作られていると思うので、相当雑ですが、、、
まぁ、日本という土地が出来て神武天皇の話までは、極端に言えばこんな感じです。
【日本建国の日=初代天皇、神武天皇の即位日】
元々、日本の建国記念の日は「紀元節」という呼び名で、1873年から1948年まで祝日とされていました。
「紀元節」とは、動画の後半に出てくる「神武天皇」が即位された日のことです。
※神武天皇=初代天皇。(神話上の人物。127歳まで生きたとされ、実在はしないとされています。僕は実在説を取っています)
「紀元節」に関しては、こちらの記事をどうぞ
↓↓↓↓↓
もしくは、間違って教わる。
神武天皇が即位された日は、紀元前660年1月1日(旧暦)とあり、それを明治時代に新暦に換算した日が現在の2月11日なのです。
つまり・・・
『建国の日ははっきりしないが、日本という国が建国された事を祝う日が2月11日の「建国記念の日」である』
とりあえず、この解釈でOKだと、僕は思っています。
「もっと詳しく学びたい!」
とか
「紀元節って何だ!?」
と、疑問に思ったら、学べばいいと思います。
※海外に出た身からすると、これ位のことは知っておくべきだとは、断言できますが。
元々、2月11日は、「紀元節」として、1873年から1948年まで祝日とされていました。
しかし戦後、占領軍は神道排除を理由に、
「たとえ国会で紀元節が承認されても、これを許可することはできない」
として、2月11日の祭日を許しませんでした。
その後、建国記念の日は、1951年頃から復活の動きが見られました。
その後、9回の議案提出・廃案を経て、日付は政令で定めるものとして、1966年に国民の祝日に認められ、翌1967年に適用されました。
その際に「紀元節」から「建国記念の日」に改正されました。
建国記念の日の日付については、内閣の建国記念日審議会でも議論になりましたが、多数決により2月11日に決まりました。
なぜ、「建国記念日」ではないのか?
これは・・・
『建国された日とは関係なく、建国されたということを記念する日であるという考えからきている』
と言われています。
建国記念の日の趣旨について、国民の祝日に関する法律では、このように定められています。
「建国をしのび、国を愛する心を養う」
こう定めてあるにも関わらず、学校では建国の歴史を教えません。
2月11日は、ただの休日として過ごしますよね?
本当に日本人としてのアイデンティティを戦後教育で骨抜きにされたんだな。と思います。。。
しかし、そう残念がっているだけではないです!
先ほどのアンケートでは、8割の人が建国の日を知らないと答えた一方で、
①「国史教育を充実させる必要があるか?」という質問に対し、
7割弱(約6800人)の人が「必要である」と答えています。
②「日本という国を誇りに思うか?」という質問に対し、
7割強(約7300人)の人が「思う」と答えています。
③「建国を祝う行事を開催したほうがいいか?」という質問に対し、
6割弱(約6000人)の人が「思う」と答えています。
これは、以前エコノミストが2009年に調査した「自国に対する誇りがあるか?」という調査時に比べ、「自国の事をもっと知ろう」という気持ちが芽生えていると言えるのではないでしょうか?
(エコノミストによる2009年の調査)
この調査によると、オーストラリアが自国に付けた点数は100点中90点前後。最低点を付けたのは日本は、およそ56点でした。
※決して、同じ人数、同じ年代、同じ場所で調査を行った上での結果ではないので、はっきりとは言えません。
※エコノミストによると、調査結果は金融危機の影響を少なからず受けている可能性があるということです。
それは、あの凄惨な東日本大震災を経ての、
「日本人としての誇り、アイデンティティの芽生え」
があったのだと思います!!!
では、どうして「建国記念の日」は、忘れ去られてしまったのでしょうか?
先ほど書いた通り、戦後、日本にやってきた占領軍は神道排除を理由に、
「たとえ国会で紀元節が承認されても、これを許可することはできない」
として、2月11日の祭日を許しませんでした。
そこには、「GHQによる日本の教育改革」が大きく関わってきます。
1800年代後半まで、日本という国には腰に刀をさした侍という人達が、国を実質上治めていました。
しかし、その30~40年後には、眠れる獅子中国、大国ロシアを破り、東南アジアでヨーロッパ諸国の植民地を次々と解放していったのです。
(ロシアに勝てたのは、当時の同盟国であったイギリスの協力や、莫大な戦費を調達してきた金子堅太郎の力なども忘れていはいけません)
アメリカからしたら、そんな日本人は脅威でしかありませんでした。
そして、折角の植民地を取られた欧米諸国にとっては、強い日本に復活して欲しくなかったのだと思います。
そこで、GHQにとっての一番の課題は
「日本人を精神的に無力化すること」
でした。
『日本人は脅威であった』に関しては、日本海軍を育てた言っても過言ではない「アルフレッド・T・マハン」(元アメリカ海軍大学校長、秋山真之の師)が、幕末の動乱期に日本にイロコイ号に副官として乗船していました。
日本を見た彼は「これから日本は発展する。将来、アメリカのライバルになるのは日本である」と言ったと言われています。
アルフレッド・セイヤー・マハン(Wikipediaより)
秋山真之(wikipediaより)
ではGHQが、どのような教育改革を行ったのか?を見ていきましょう。
【GHQによる教育改革の中身】
マッカーサーが東京へ降り立ったのが1945年9月。
GHQ本部が置かれたのが10月。
そして、その2ヵ月後の12月。
・12月5日:神道指令を指示=(国家神道を廃止を廃止、神祇院を解体し政教分離を果たすために出されたもの)
・12月31日:「修身、日本歴史及ビ地理停止ニ関スル件」を発効=(修身、国史、地理の授業は全て廃止)
これらの指令により、GHQは
「神道=軍国主義、過激なる国家主義を生んだ根源」
という歪んだ認識を、日本人は植えつけられたのです。
その結果、日本古来の宗教である神道(日本の精神文化)は、GHQの手により破壊されました。
本来の神道とは、
『山や川などの自然や自然現象、また神話に残る祖霊たる神、怨念を残して死んだ者などを敬い、それらに八百万の神を見いだす多神教』
です。
マッカーサーを初め、(主に)一神教の人間で占められていたGHQの人間からしたら、この精神は理解できなかったでしょう。
「この(理解できない)精神世界と武士道が合わさり、あの屈強な日本を生み出した!!!」
と考えたGHQにとっては、神道そのもの脅威だったのではないでしょうか?
。
そこでGHQは、「神道を悪いものであるというストーリーに書き換え、日本人の精神文化を破壊する」事から始めたのです。
その後、GHQは修身、国史、地理を禁止しました。
特に「国史」では連合軍にとって不都合な真実は教科書上では塗りつぶされ(墨塗り教科書)、
GHQはマスコミ(特に新聞、ラジオ)を使い、国民への洗脳教育を行っていきます。
そして、この時の「日本国は侵略を起こした国である」という自虐歴史が今現在も続けられています。
※戦後洗脳に関して、学びたいという方は、こちらの本をまずはお読みください。
ここで、何故「地理が禁止されたのか?」という疑問が残ると思います。
この地理こそが「地政学」なのです。
今、学校で習う地理は、本当につまらないものですよね。。。
地政学こそが、幕末の騒乱記に欧米諸国の植民地化政策を目の当たりにしてきた幕末の遺臣達が「欧米列強に負けない日本にしよう」と学んだ学問なのです。
この地政学があったからこそ、近代日本は1867年から1930年代末までの60年間で、世界でも稀な驚くべき躍進を遂げる事が出来たといっても過言ではないと、僕は考えています。
しかし、海軍(薩摩派閥)と陸軍(長州派閥)の衝突により、大陸国家と海洋国家を同時に相手にするという無謀な戦略により、大東亜戦争での大敗北を喫してしまいます。
・その動向をリアルタイムで掴むことが出来る。
・そこから未来の政策に必要な判断をすることが出来る。
という事です。
戦前の日本の歴史(地政学)は、世界でも最高水準のレベルに達していたといいます。
なので、マッカーサーは、日本にある図書7000千冊以上を焚書し、地理も禁止させたのです。
そして、今現在も、地政学を防衛大学校以外では、日本で学ぶ事は出来ません(自分で学ぶ事しか出来ません)。
日本の建国の歴史は、確かに不明な点が多いです。
しかし、日本は、国を興してから約2000年間、天皇家を中心に国を発展してきました。
おかげで2000年以上、古代から唯一滅んでいない”唯一”の国家となっています。
ちなみに、日本はギネスブックにも登録されている世界最古の国です。
【日本は世界最古の国?】建国の正確な年が不明なのに、どうして「世界最古に認定されている」のでしょうか?
それは2位のデンマークが、10世紀の建国。
一方、古事記や日本書紀が書かれたのが8世紀なので、1番古い国ってことになるんです。
資料集の年表を見たこと、ありますよね?
別に、「だから日本は凄いんだ!」と言いたい訳ではありません。
他の国々(特にヨーロッパや中東)は、地政学的にも、その地理的制約条件から、他国からの侵略、他国への侵略を繰り返した歴史があります。
もし、日本という国家が島国ではなく、大陸と陸続きであれば、太古の昔に滅んでいたでしょう。
しかし、それと建国記念の日を知らない事は、全く別の次元の話です。
知らなかったという事は、決して恥ずべき事ではありません。
知らなかった事を知る事が、一歩前進です!!!
知らない事をそのまま放置し、学ばない事が一番の無知です。
今回の記事を通じて、少しでも日本の建国の歴史、建国記念の日についての認識が広まればと思います。
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