グローバル化の日本へ影響と、これから日本(人)が進むべき道とは?

2.日本にやってくるグローバル化の影響①

【ライバルは、外国人】

この記事の1ページ目に、サッカーコーチの話に絡めてこう書きました。

『今のアメリカの姿が近い将来の日本の姿なのだろう』

将来の日本は、周りの同級生や日本人だけがライバルになるわけではないのです。

(例1)飛ぶ鳥を落とす勢いのDMMですが、以前テレビでも取り上げられたハイチ出身のハーバード大学卒業の学生が働いています。

(例2)世界中に店舗を拡大する ファーストリテイリング(ユニクロを運営)は、グループ全体での従業員数(約9万人)の中で、外国人従業員は4万人程度と半分近くを占めています。
※ユニクロは現地スタッフを多く雇っているので、外国人労働者が多いのは当然ですが、ファーストリテイリンググループのグローバル本部でも100人以上の外国人が働いています。

日本は、島国と言う特殊な環境(地政学的には地理的制約条件)から、色んな意味でガラパゴス化してきました。
これは、別の言い方をすれば、グローバル化が先進国の中では遅れている事を意味します。

今までのパラダイムでの就職活動や、勉強、教育をしていては、やがて必ず日本に訪れるグローバル化のパラダイムからは、確実に置いていかれます。

という事は、まだグローバル化が遅れている日本にとっては、他のヨーロッパ諸国やアメリカなどをお手本にするチャンスがあるという事です。

有能な人たちが、今後日本にどんどん流れ込んでくることでしょう。
そうなってから準備しては、彼らに勝つことは出来ません。

 

今のうちにライバル達と戦える

・知識
・教養
・技術
・コミュニケーション能力
・英語力

等を装備しないと、ヒノキの棒でゾーマと戦うようなものです(笑)

 

3.日本にやってくるグローバル化の影響②

【ビザや永住権問題】

次に、日本での就労ビザ、永住権の問題があります。

今、アメリカではトランプ大統領の方針により、就労ビザや永住権(グリーンカード)取得の見直しがなされています。

トランプ政権の言いたい事は
・本人のスキルを元にした取得は、現在とほぼ変わらない
・アメリカ経済の成長の成長に繋がるようなスキルを持つ移民並びにその家族(パートナー、子供)が同時に申請した場合には、受け入れは従来通り
・家族(パートナー、子供、親)の呼び寄せに制限をかける
という事です。

 

実際、日本のお隣の大国の人達は、本人が永住権を取ったあとに家族をアメリカに呼び寄せる事をしてきました。
その彼らは、殆ど英語も話す事ができず、アメリカ経済の成長に繋がるようなスキルを持っていません。

これも、グローバル化の影響による「人の移動が楽になった」が、大きな原因です。
この「移動」がキーワードです。

アメリカが移民の国である一方、日本はそうではありません。
良くも悪くも、単一民族の国家です(アイヌの方などもいらっしゃいますが)

しかし、「グローバル化の波が押し寄せる=人の移動が楽になる」という事を意味します。

そんな中、、、
10数年後の日本では、もしかしたらこんな事が起こるかも知れません。
・仕事(特に単純労働)を移民に奪われた若者達が国会の前に集まる
・その手には「外国人に就労ビザ・永住権を渡すな」というプラカード

 

僕は、次のパラダイムでは、日本は世界のリーダーの一役を担えると思っています。
しかし、”もし”そんな事をしたら、日本は世界の中から孤立してしまいます。

では、今のうちに日本がすべき事とは何でしょうか??

次ページ → 日本はどうすべきか?

1件のコメント

  1. 記事を読んでとてもためになりました。
    突然ではありますが、いくつか質問させていただきます。
    グローバル化による日本へのメリットは何だと思いますか。また、なぜ日本はグローバル化を進めていないのでしょうか。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください