「会社を辞めてのMBA留学体験記④」
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ビジネススクールの一番最初のセメスターでは、「統計学」と「基礎経済学」を学びました。
統計学って聞くと、「数字が絡んで難しそう。。」ってイメージありませんか?
僕も勉強をするまでは、そういう風に統計学を見ていました・・・
実は敬遠されがちな学問ですが、凄く大事な学問です。
そして、実社会でセールスの仕事をしていても、銀行マンでも、商社マンでも、研究員でも、どんな職に就いていても、使える学問。
それが「統計学」です。
ですので、統計学に対して苦手意識を持つのではなく、卒業後も使える学問として学んで欲しいです!
また、ビジネススクールに行くにはGMATという試験を受けなくてはいけません。
あまり知られていませんが、統計学とGMATには、ふか~い関係があります!!
最後には、統計学に関するオススメ書籍(5冊)も案内します!
【目次】
1.統計学の基礎
2.GMATと統計学の関係
3.統計学のオススメ書籍(5冊)
4.まとめ
1.統計学の基礎
統計学(Statistics)は、集めたデータを元に、対象についての共通する情報を得る方法論を学ぶ学問です。
教科書を見ると、こんな感じで文字がひたすら並んでいます(笑)
でも、統計学の教科書は、表やグラフで説明しなくてはならない事も多いので、こういったページも多いです。
この記事だけで統計学の事を書くのは気が遠くなる作業になってしまうので、基礎に関してを書きたいと思います。
【海外MBA統計学の授業では、どんな事を学ぶのか?】
統計学では、データを収集する事から始まります。
まず大事な事は、
データは
「質的データ(Qualitative)」
と
「量的データ(Quantitative)」
の二つに大きく分けられる。
という事を理解して下さい。
それを、今度は「Tabular(表)」と「Graphical(グラフ)」に分けていきます。
その各下には、色々な種類の表やグラフが存在するわけです。
つまり、どう言う事かと言うと??
①データを見る
②それが「質」「量」どちらなのかをすぐに見分ける
③更に、そのデータを分類していく
という作業になります。
この事を学んだときに、凄く後悔した事があります。
日本で働いていた時の6年間の仕事で、こういう作業を適当にやって、後輩に教えていた事です。。
その後、統計学の授業が進んでいくと、統計データの分布を
・「視覚的」に捉えるか?
・「数量的」に捉えるか?
の違いが出てきます。
視覚的に捉えるのは、グラフを使うので、非常に簡単です。
しかし、数量的にデータを捉える。という事が中々理解できないと思います。
「データ分布を数量的に捉える」上で、非常に重要なキーワードがあります。
それは『代表値』です
代表値は、以下の3つに分けられます。
①mean(平均値)
②median(メディアン)
③mode(モード)
①は、一般的な平均値
②は、集めたデータを小さい順に並べてちょうど真ん中にくる値
③は、データの中で最も現れる頻度の高い値
を意味します。
上記の3つ(mean/median/mode)以外の、代表的なものをいくつか挙げてみましょう↓
・range(最大値-最小値)
・Quartiles(分位点)
・Standard Deviation(標準偏差)
・variation(分散)
・midrange(最大値と最小値の平均値)
・midhinge((第1分位点+第3分位点)/2)
まだまだありますが、こんなもんですね。
もちろん、これらには公式も存在します。(これは省きますねw)
これらは、記述統計学(Descriptive Statistics)の、数量的に捉える方法(Numerical Measures)の基礎ワードになります。
統計学の基礎は、ここら辺にしておきましょう。
次のページでは、「GMATと統計学の関係」についてお話します。