3.NOBUがワシントンDCに進出する事のメリット
ワシントンDCというエリアは、住んでみると分かるのですが、他の州に比べて非常に特殊なエリアです。
だからこそ、NOBUが進出してくる事でのメリットがあります。
そのメリットを3つ挙げてみましょう!!
【特殊性①:共働きの多さ】
ワシントンDCエリアは、全米でもトップレベルに夫婦の共働きが多いエリアです。
その結果、外食する人も非常に多いです。
日本食レストランに限って言えば、ワシントンDCエリアには、洗練された日本人オーナー、日本人シェフは数えるほどしか居ません。
日本食レストランのオーナーの多くは「なんちゃってSUSHI」を出す店ばかりで、切磋琢磨もしていません。
『そんな店のレベル=普通』とお客さんは考えてしまい、文句も言わずレストランに行く。
つまり、レストランのレベルが上がらなければ、客の舌のレベルも上がりません。
だからこそ、NOBUのようなレストランが進出してくる事で、日本食レストラン全体の底上げになります!
【特殊性②:レストランのレベルの低さ】
僕は、ジョージア州アトランタからワシントンDCに引っ越してきました。
当初は「アメリカの首都であるワシントンDCでは、どんな美味しいものに出会えるんだろう?」とワクワクしました!
しかし実際に来てみると、美味しい店はあるものの値段が異常に高く、そこそこの値段の店は本当にガッカリするレベルだったのです。
家賃の高さも影響しているとは思いますが、それにしても、コストパフォーマンスという面で見ると、異常なレベルの低さです。。
日本食レストランに限っては、言うまでもありません。。。
だからこそ、NOBUのようなレストランが進出してくる事で、他のレストランの刺激になります!!
【特殊性③:日本の魚の普及率の低さ】
僕がアトランタに居た時は、毎日のように日本の魚を食べる事が出来ました。
それこそ、週に2回築地から日本の魚が大量に届き、殆どの日本人オーナーはその時期の季節の魚を提供していました。
店の名前こそ出しませんが、アトランタの”とある日本食レストラン”では毎週10種類以上の日本の魚を週二回仕入れ、日本の食文化をアトランタで広めていました。
そういった店はワシントンDCでは皆無です。
存在しない以上、お客さんに「鮨」を提供することが出来ず、まがい物の「SUSHI」だけが広まります。。。
※SUSHIでもいいですが、本物があってこそのSUSHIだと僕は思っています。
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