笑い、涙あり。同姓に襲われかけた四国歩き遍路で何を学んだか?

四国歩き遍路、最初の難関へ!

 

・暑さ
・イビキの大合唱
・男性に襲われかける
という三重苦に悩まされはしましたが、翌日は彼ら三人とは早々と別れ、一人での歩き遍路を再スタート。

 

歩き遍路前半戦の一番の山場である、11番霊所から12番霊所を乗り越えるために、宿に早めに到着。
体をしっかり休めることにしました。

宿につき、靴を脱ぐと足には、まめ、マメ、豆。。
しかし、歩き遍路にマメは付き物なので、準備は万全!!

用意していた針を消毒し、慎重にマメから水をだしてから、消毒。
ガーゼを押し付け、大きめの絆創膏でしっかりガード。

この対処法が正しいかどうかは分かりませんが、
歩き遍路中は、この処置で問題ありませんでした。

 

さて、話は戻って・・・
先ほど、
『歩き遍路前半戦の一番の山場である、11番霊所から12番霊所』
という話をしましたね。

この山場は、行程13kmの山道。山を2つ超えなくてはいけません。
正に、山場!!
これこそ、自分がこの旅に求めていた

「入り込んだら戻れない状況に自分を追い込む環境」

です。
一度、山道に足を踏み入れたら、戻りたくても戻れませんからね。

 

 

朝、5時過ぎに起床し、足のマメの具合をチェック。
準備は万端!!

朝食を済ませ、いざ出発です!!

出発して、しばらく行くと
「あれ?これ想像と違うぞ?」
ということに気が付きました。

最初は、それなりに舗装された道があったのです・・・。

が、数時間も歩くと、道などありません。
あれを『ケモノ道』と呼ぶのでしょう(笑)

実際、道中で鹿にも会いました。
ジーッと僕を見つける鹿。

まるで
「頑張れよ!!」
と言ってくれている気がしました。

 

ところで、
『どうして、こんなケモノ道でも迷わなかったか?』
というと・・

一応
「→12番霊所はこちら」
みたいな看板があるからです。

その看板に悪さをする人がいたら終わりですがね(笑)

 

そして、山を1つ超え、2つの山に差し掛かった頃です。
やっと舗装された道路に出て、「さて、登るか」と意気込んだ時に
観光バスが僕の横を通りすぎて行きました。

そして、窓から顔を出して、
「がんばってくださいね~」
と、煎餅片手に声をかけてくる観光客のオバちゃん集団。

 

いやぁ~、後にも先にも、人生の中で「本気で人を殴りたくなった」のは、あの時だけですね(笑)

 

ただ、そんな気持ちも12番霊所から見た下界の景色を見て吹っ飛びました。

バスで来た観光客の人には分かってもらえないあの感動!!
歩き遍路だけに与えられる、至福の瞬間を味わえた時でした。

 

でも、そうそうユックリはしてられません。

というのも、今度は山を下って、
次の13番霊所に向かわねばならないのです。
その距離、なんと約22km。

まぁ、22kmと入っても、最初の山下りを超えれば
ひたすら平坦な道を歩くだけなので、それほど苦ではありません。

 

でも、13kmの山道を登り降りしてきた僕の足は、
結構悲鳴をあげていました。
そこで、とりあえず、足が限界を超えるまで歩くことにしました。

そして、歩くこと10kmほどでしょうか。

「もうダメだ。。。歩けねえよ・・・(泣)」
と足がサインを出した時のことでした。

 

目の前に

「この先、温泉あり」

の光り輝く文字を発見。(ただの看板でしたが(笑))

 

「お・おん・・おんせん!!!???」

 

そこから、温泉に入るまでの事は正直覚えていません。
そこほど、喜び勇んでいたのでしょう。

そこが、温泉ではなく、
ただの「スーパー銭湯」だったことも気にならなかった位ですから(笑)

温泉(?)につかり、風呂あがりのビールを飲み、
スーパー銭湯近くの小料理屋で夕食を食べた僕は、
今日の寝床を探して、先に進みました。

 

すると、そこに「道の駅」を発見!!!

そして、寝ようとおもったら・・・

 

※あらかじめ言っておきますが、本来は「道の駅」で寝てはいけません。
※この時は、そのルールを知りませんでした。。。

 

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