笑い、涙あり。同姓に襲われかけた四国歩き遍路で何を学んだか?

旅には、出会いがつきもの

 

道の駅のベンチという寝床をゲットした僕は、枕元に蚊取り線香を用意し、寝る準備は万全。

 

と・・・

 

遠くから

「ババババババババババ・・・・」
「ボボボボボボボボボボ・・・・」

と2台のバイク音。
(この音が正しいかどうかの突っ込みは受け付けません笑)

 

 

もしかして、、、

田舎には、まだ生息する、、、

戦艦大和をかたどったり、
ハンドルが無駄に高い位置に設定されてる

『天上天下唯我独尊』
等の難しい漢字だけを無駄に知っている。。。

 

「あの方々」

 

が登場。。。

 

されたのかと思いきや、

旅のライダー2人組でした♪♪

 

彼らは、大学生の男性2人組。
北海道からバイク旅行をしているそうです。
最終目的地は沖縄。

日本中を旅している二人なので、
この人達しか語れない

「実体験に伴う旅行記」

を聞いているうちに、自分もその場に居るような感覚になり、

「自分も行ってみたい!!」

と強く思うようになりました。

今の時代は、インターネットで、どこの国にでも行った気分になります。
でも、やはり実体験にまさる「旅行記」はありません。僕は現在アメリカに住んでいて、米国内の色々な場所を訪れました。
それを、いつか世の中に発信したいと思います。僕が、彼らから感じた「実体験の凄さ」を世の中の人にも届けたいです。

 

 

 

おっと、話を戻しましょう。

彼らとは、翌朝別れました。
彼らは、お遍路ではありません。

今日一日で、愛媛県の道後温泉まで行くとのことだったので、僕が持ってきた「坊ちゃん(夏目漱石)」をあげました。

道後温泉に行くのであれば、読まないわけにはいかない小説ですからね。

 

僕はと言えば、予定の遅れを取り戻すべく、まずは、13番霊所まで(残り6km強の距離)をひたすら歩き続けました。

そして、14番・15番・16番と進むその道中、、、

・農家のお婆さんから、スイカをもらったり、
・タクシーの運転手さんから、飲み物をもらったり、
・小学生から、アメをもらったり、

このように地元の方からの愛を感じながら、
17番霊所まで一気に進みました。

 

17番霊所でのお祈りも無事終了し、問題はこの次。
18番霊所までの道です。
その距離、約18km。

自作のしおりでは、この日は18番霊所まで終わる予定でした。
しかし、足の具合と残り時間を考えると、17時までに現地に到着できそうになかったので、予定変更。

 

明日の事も考慮して、近くの宿を探すべく、
目の前にあった不動産屋に飛び込んで話を聞きました。

すると、近くの旅館を紹介してくれることに。
(しかも、歩き遍路さん用の特別価格で!)

 

そこの旅館には、昨日とは違い『本物の温泉』があったので、ゆっくり体を休めさせる事ができました。

部屋で一人ビール片手に、近くのコンビニで買って来た柿ピーを食べて、

「何で、社会人一年目の夏休み使って、こんな事してるんだっけ?」
と、ふと考えていた自分が居ました。

 

自分を追い込むための、夏休みを利用しての「お遍路の旅」

「行けるところまで限界まで挑戦して、東京に帰ろう!!」
と心に誓い、床につこうとすると、、、

何だか、隣の部屋が騒がくて、寝れない。。。
どうやら、大学のサークルか何かの団体客が泊まっていたようで。

 

「酔っ払った女子大生が僕の部屋に来たらどうしよう。。。?」
なんて、妄想をしていたら、いつの間にか寝ていました(笑)

 

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