4.鼻うがい、4つの注意点とは?
鼻と口はつながっています。そのため、鼻から水を入れて口から出すこと自体は可能です。
しかし、鼻という器官は元々が水を入れる器官ではないので、無理に水を入れると凄く苦しいです!!
【鼻うがいの注意点①~使用する水】
鼻うがいで使用する水は生理食塩水。
使用する食塩水の濃度は0.9%です。これは、水1Lに対して9gの食塩というレベルの塩水濃度になります。
【鼻うがいの注意点②~水の温度】
温度に関してはぬるま湯を使用。
温度は、35~37℃のぬるま湯です。
一度沸騰させてから、冷ましてから使って下さい。
【鼻うがいの注意点③~水の殺菌】
殺菌した水を使用する。
滅菌精製水は売っていますが、普通の水道水で大丈夫です。
でも、水道水を使用する場合は、必ず一度沸騰させて殺菌。そのお湯を冷ましてから使って下さい。
一日一回で大丈夫なので、絶対に作り置きはしないで、面倒でもその都度お湯を作って下さい。
水道水には、僅かですが細菌やアメーバなどの微生物が含まれていることがあります。飲む分には胃酸によって死滅するので問題はないのですが、鼻に入ったアメーバは死滅せず、アメーバが神経を介して脳に感染すると原発性アメーバ性髄膜脳炎を発症する可能性があるという報告もあるようです。
鼻を洗浄するために鼻うがいをして、感染をしてしまっては本末転倒ですからね。。。
【鼻うがいの注意点④~鼻うがい後にしてはいけない事】
鼻うがい後、直ぐに強く鼻をかまない。
中耳炎を起こす恐れがあります!
鼻をかむ場合は、必ず水を出切った後に優しく鼻をかむようにして下さい。
5.鼻うがい用のオススメグッズ(ネティポット)
今まで
・鼻うがいの方法
・4つの注意点
を案内してきました。
しかし、正直0.9%の食塩水を作ったりするのは、大変ですよね。
そもそもどうやって鼻に食塩水を入れるの?という疑問があると思います。。。
そこで、オススメのグッズがこちらです。
ネティポット(日本では、楽天で販売されているようです)
アメリカのアマゾンからも購入は出来ます。
ただ、その際は、下記の2アイテムだけで充分です。
・Himalayan Chandra Porcelain Neti Pot(本体のポット)
・Himalayan Institute, Neti-Salt, Eco Refillable Jar, 12 oz (塩)
他にもオススメ商品で、こちらが出てきます。
・Himalayan Chandra Neti Wash Plus 2 oz
「これを使用すると鼻に食塩水を入れたときにツーンとしませんよ!」という説明書きがありますが、はっきり言って必要ないです(笑)
これは、実際に使用した僕の素直な感想です。
マックのジュースと一緒で利益を取るためのクロスセル商品ですwww
6.ネティポットの使用方法(5ステップ)
1.洗浄液の準備:ネティウォッシュ・ソルト小さじ1/4強をネティポットに入れ、殺菌した温水(240ml)を注ぎます。
2.流しの上にかがみこみ、頭を片側に傾けます。額があごよりも少し高くなるように姿勢を保ちます。
3.ネティポットの先を上側にくる鼻の穴にそっと差し込みます。
口で息をしながら(「アーー」と声を出しながらでもOKです)ポットを傾けて洗浄液を鼻の中に注ぎ込みます。
そうすると、反対側の鼻の穴から洗浄液が流れ出てきます。
4.洗浄液を全部注ぎ終わったら、流しにかがみこんで鼻から大きく息を吐きます。
※鼻の中に残った洗浄液が流れ出します。
5.反対側の鼻の穴にも1~4を同様に繰り返します。
7.まとめ
僕は、このネティポットを1年間使用して、本当に鼻通りがよくなり鼻もスッキリしました。
鼻づまりで悩んでいた毎日が嘘のようです!!
この方法が万人に効果があるかどうかは分かりません。。。
でも、鼻づまり、花粉症で悩んでいる方は上記の方法をきちんと守って一年間続けていただいたら、効果はあると信じています。
また、注意点の2と3の
2.水の温度
3.殺菌した水を使う
は本当に注意してくださいね!