ＴＥＲＵです。
前回の記事で、尖閣諸島のニュースと絡めて、『仮説を立てること』に関してのお話をさせて頂きました。
僕が今まで会ってきた、見てきた成功者と言われる人たちに共通する事は、
「色々な事に不思議を感じ、そこから興味を持ち、あれこれ調べて分析し、仮説を常に行う」
という話もさせて頂きました。
この作業の中でも、特に大事な事は、「仮説」です。
ここで、世界中の誰もが知っているであろう、この方の登場です。
※ワシントンＤＣの全米科学アカデミー (National Academy of Science)の前にあるアインシュタインの銅像
※手に持っているのは、アインシュタイン方程式、エネルギー等価の式です。（僕にはチンプンカンプンｗ）
まぁ、皆が知っているアインシュタインといえば、こちらの写真ですね。
彼は、色々な名言を残していますが、僕が好きな名言は、この２つです。
The formulation of the problem is often more essential than its solution.
If I had an hour to solve a problem I’d spend 55 minutes thinking about the problem and 5 minutes thinking about solutions.
この２つの名言は、実際は別々ですが、僕は一緒に考えるようにしています。
この２文を簡単に要約すると、こんな感じです。
「最も大切なものは、問題の解（solution）ではなく、定式化（formulation）である。もし、私が1時間で正しい答えを出せなければいけないとしたら、初めの５５分を正しい答えを定義する為に費やす。そうすれば、問題を解くのは５分とかからない」
formulationという英語を日本語に訳すのは非常に難しいです。
上に書いた定式化では、何か物足りないし、定義化と訳すとシックリこない。
formulationという単語の意味をもっと噛み砕くと、、、
「熟考することによって、何かを生み出したりする行動」
となるでしょうか。
う～ん、これも何かシックリこないｗｗｗ
ちなみに、基礎数学では「日常的な概念や自然言語の世界（非形式世界）を、
論理と記号を用いた形式世界に解釈し直すこと」を定式化と定義しています。
余計に分からなくなりますね（笑）
前回の記事の最後でも書きましたが、僕が今まで出会ってきた成功者は、この定式化（formulation）が、自然と出来ています。
その一例が、昔テネシー州で知り合ったタイ人ビジネスオーナーです。
彼とは、仕事での直接の関わりあいも少しありましたが、プライベートでも家族ぐるみで可愛がってくれました。
そんな彼に、「どんな作業を頭の中で行っているのか？」を聞いたことがあります。
彼曰く、
『この定式化（formulation）をする中で、一番大切な事は、「常に仮説を立てて、検証すること」なんだよ』
との事でした。
ただ、僕みたいな普通の才能の塊みたいな人間は、より細かいステップを教えてもらわないと分かりません（笑）
その時に彼が教えてくれたステップは、こうです。
① 何事にも好奇心を持つ
② そうすると、興味が生まれる
③ その中から自分が好きな事、嫌いな事が分かる。
④ 好きな事を羅列していって実践する
⑤ その中から得手・不得手が見つかる
⑥ 得意な事を、あれこれ分析してみる
⑦ そのシステム、構造を理解、分析する
⑧ その中からコアを見つける
⑨ そのコアの核のformulationする
⑩ １～９の作業において、常に仮説、検証を行うこと
自分の中で「仮説⇔検証」を何度も繰り返すと、公式が見えてくる。
彼は、単身ナッシュビル（テネシー州）でビジネスを立ち上げ、テネシー州、ジョージア州、ノースキャロライナ州の主だったBank Of Americaオフィスとの仕事をまとめあげました。
さらに、タイからの食材を輸入し、それをテネシー州、ジョージア州のタイレストランに卸すというビジネスも一緒に立ち上げました。
僕が今まで出会った成功者の中でも、トップレベルに入る富豪の一人です。
彼は、「仮説⇔検証」の大事さを、僕に叩き込んでくれました。
その経験が、僕にとって凄くプラスになった事は言うまでもありません。
実は、上記のアインシュタインの言葉は、彼から教わりました。
よく、ビジネス書には『物事の本質を見極める事が大切』と書いてあったり、
ガイアの夜明け的な番組では『様々な分野の事をを熟考し、俯瞰的に、かつ多面的に物事を見る』的な発言をしている経営者の方がいますよね。
でも、これって分かるようで何か腑に落ちないんですよね（苦笑）
実際のその作業の中には、「仮説⇔検証」が含まれているんです。
彼らは、それが自然と出来てしまっているんです。
だからこそ、細かい作業をどうやっているのか？を説明できないんです。
また、別の話になってしまいますが・・・
今、福岡ソフトバンクホークスに所属している五十嵐亮太投手がアメリカに居たときに、飲み会の席でご一緒する機会があったのですが、
その時に「どうやって速い球投げれるようになるんですか？」と馬鹿っぽい質問をしたときに、五十嵐亮太さんはこう答えました。
「それは、足が早い人に、どうやって足を動かしているんですか？という質問をするのと一緒で、僕にもよく分からないんですよ（笑）」
一握りの非凡な才能の方は、自然と出来てしまう、
でも、僕のような平凡の塊は、先ほど挙げた１～９の作業が大事です！！
この記事が、何かの参考になれば幸いです！
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