【在日米軍駐留費用の実情】日米のマスコミは、こういう事を報道すべき!

TERUです。

前回の記事(TPPを語る前に、まず年次改革要望書の存在を知るべき)では、TPPと年次改革要望書に関して書きました。
今回は「日米安保」の件について書きたいと思います。

安倍晋三首相は、今回の訪米でトランプ大統領とどんな話をするんでしょうか?

この「安保問題」に関しては地政学的な課題も出てくるので、ポイントを絞って僕なりの考察を書きたいと思います。

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ただ、今回の安保に関する記事は、安保がこんごどうなるか?という考察をあえてせず、下記の3点にフォーカスしていきます。

①在日米軍駐留費用の実情
②今後のアメリカの安全保障政策
③安保はフェアーか、そうでないのか?

 

【目次】
1.在日米軍駐留費用の実情は?
2.今後のアメリカの安保政策は、どうなるのか?
3.日米安保はフェアーか、そうでないのか?

 

1.在日米軍駐留費用の実情は?

トランプは、選挙中から一貫して「日本は防衛費を全額負担すべき!」という主張をしてきました。
日本は(特に中国・ロシアの脅威から)アメリカに守ってもらっているわけですから、ある一面それは正しいかもしれませんね。

それに関連した記事がウォールストリートジャーナルの記事(2016年5月2日)にありました。

 

【在日米軍の駐留費用の現状】

・在日米軍の駐留費用は、人件費を含めて約55億ドル(約5,500億円)
・日本の米軍基地関連予算は57億ドル(約5,700億円)

※2017会計年度(16年10月~17年9月)
※共に分かりやすいように1ドル=100円で計算しています。

在日米軍の駐留費用の現状

 

【日米の年間防衛費比較】

日本は、年間の防衛費としてGDPの約1.0%に相当する約500億ドル(5兆円)
米国は、年間の防衛費としてGDPの約3.5%に相当する約5,800億ドル(58兆円)

※共に分かりやすいように1ドル=100円で計算しています。

アメリカの防衛費、5,800億ドル(58兆円)ですよ!!
信じられない数字です。。。

そして、その内在日米軍の年間費用は55億ドル。
決して少ない数字ではないですが、アメリカの年間軍事費の0.94%です。

こちらのグラフは、アメリカ全体の国防費に占める在日米軍費用です

 

米軍の国防費に占める在日米軍の費用

また、日本政府は在日米兵約4,000人のグアムへの移転支援に31億ドルを提供することで合意しています。
これは想定される総費用86億ドルの36%に相当します。

 

トランプさんは、選挙中も(そして多分今も)こういう事を知らないと思います。
”もし”知っていたとしても・・・
選挙中は情報弱者の有権者を導くために、絶対に言わなかったと思います。

今後、誰がトランプ政権の外交政策(安全保障対策)につくかで、だいぶ情勢が変わってくると思いますね。
(それに関しては、次の項目で書きたいと思います)

 

 

2.今後のアメリカの安保政策は、どうなるのか?

僕は、トランプ次期政権の安全保障はサム・クロービスが就くのではないかと予想しています。

 

【サム・クロービスとは?】

この人物は、今回の選挙で「チーム・ドナルド・トランプ」の政策顧問であった人です。
・元米軍空軍の大佐で経済学者。
・2004年から国土安全保障研究所に勤務。
・2005年~2014年の間はアイオワ州のMorningside Collegeで経済学を教えていた

という異色の経歴の持ち主ですが、安全保障にはすごく詳しい人物です。

 

また、学歴もたいしたもので
•United States Air Force Academy (B.A.)
•Golden Gate University (M.B.A.)
•University of Alabama (Ph.D.)
•Georgetown University (National Security Program)

となっています。

まだ、サム・クロービスが考える安全保障に関する情報が無さ過ぎるので、何とも言えません。
ですが、現場(元空軍大佐)を知っている人間は、適任だと思いますね!!

 

また、個人的には全米でもトップを争う優秀な大学であるジョージタウン大学でNational Security Programを学んでいるのは大きいと思います。

また、完全な予断ですが、、、
選挙中に「サム・クロービスってスラムダンクの安西先生に似てない??」とネット上で騒がれていました(笑)

スラムダンクの安西先生 サム・クロービス下の写真の方が、サム・クロービスですwww

 

3.日米安保はフェアーか、そうでないのか?

トランプの選挙中の主張の根本にあったのは、「フェアーかフェアーじゃないか?」でした。

それは、この記事(アメリカ大統領選挙中に起きた、アメリカ国民の意識の3つの変化)でも書きました。

そこで、本当にそうなのでしょうか?

 

日本にあるアメリカの基地のとある話を例に挙げてみましょう。
この音声は、青山繁晴さんがラジオで話されていた内容です。
(5分半くらいの音声なので、是非聞いてみてください)
※YouTubeは、削除されていますので、検索しても出てきません。

<音声(MP3)>

 

青山さんが、本当にアメリカ軍のお偉いさんに話を聞いたのか?は定かではありません。
しかし、色々な国籍の人間とビジネススクールで机を並べ、今現在も様々な国籍の人と商売をしている僕は、この事はあながち嘘ではないと実感しています。

いい意味でも悪い意味でも、日本人は生真面目で、スタンダードのレベルが高いのです。

日本という場所は、地政学的にもアメリカにとって最重要地域です。
それは、ペリー提督が浦賀にやって来た時から、アメリカの今までのグローバル戦略を見ても明らかです。

この音声の中でも、青山さんも「地政学的には~」という話をされていますね。

トランプさんも就任後の早い段階でアジア歴訪をして、在日米軍基地の現状をその目で確認したほうがいいですね。
そうすれば、フェアーかそうでないか?の判断が出来ると思います。

 

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