寿司とSUSHI。出会いから新しいものが生まれる

TERUです。

寿司とSUSHI。出会いから新しいものが生まれる

「アメリカ全土で色々な風変わりな寿司が作られてきたが、そのすべてが本物の日本食ではない。
みんなに愛されているカリフォルニア・ロールさえも。
その広く行き渡った誤解を日本政府が正すことになった」

米ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)が「さよなら、寿司ブリトー」という見出しで書いた記事の一部です。
英語記事:Sorry, Sushi Burrito: Japanese Program Certifies Authentic Cuisine

 

僕は、寿司(鮨)とSUSHIを明確に分けて話すようにしています。

「SUSHI?あれは、本当の日本食じゃないよ!」
そのようにいう人も居ますが、それはそれで良いと思います。

 

日本国内にある海外の料理も、日本風にアレンジされ日本人の舌に合わせる様に進化を遂げてきました。
「食」という文化はその土地に根付き変化していくものです。

そこで、「SUSHI」に関して、僕なりの考察を書いてみました。

 

そもそも、何故こんな記事を書こうと思ったのか?

先日、クライアントでもある日本食レストランで、こんな寿司を出されたからです。

寿司とSUSHI。出会いから新しいものが生まれる

シャリの上に乗っているのは
・イチゴ
・キウイ
そして、柚子ベースのソース

ここまでくると、「SUSHI」であって「寿司」でないと思いますが(笑)
これも1つの進化系なのかなと。

 

【目次】
1.世界の日本食レストランの数は増え続けている
2.発想が斬新なアメリカのSUSHI
3.とある韓国系スーパーのロールの数々
4.”出会いのもの”がこれからのキーワード

 

1.世界の日本食レストランの数は増え続けている

近年海外での日本食の人気は高まり、世界的にも日本食レストランの数は増え続けています。

海外における日本食レストランの数全ての数値は、農林水産省調べ

 

【世界の日本食レストランの数】

2006年には2万4千店
2013年には5万5千店
2015年には8万9千店
と増加し続けています。

【アメリカの日本食レストランの数】

2013年には1万7千店
2015年には2万5千店
と増加しています。

 

この「日本食レストラン」というカテゴリーも
・中華レストランで、キッチンの横にSUSHIカウンターを作って、巻き物(ロール)を出している店
・タイレストランで、SUSHIのカウンターを作って、日本食っぽいものを出している店
なども含めるので、実は定義は凄く曖昧です(笑)

また、日本食レストランが増えた理由に関しては、
・日本食の方が高くチャージできる(高い値段を設定できる)
・イメージがいい(ヘルシーなど)
の2つが、中国人や韓国人を初めとしたアジア人が日本食レストランを開く大きな理由です。

 

2.発想が斬新なアメリカのSUSHI

1.ビッグマックSUSHI

ビッグマックSUSHI日本人シェフ作の「ビッグマックSUSHI」
ビッグマックを買ってきて、材料をパン、肉、野菜、などに分ける。そして他の材料を加えて、ロールにしたもの。
※この調理の様子を撮った動画はこちらから見ることができます。

 

2.DCでも大人気のスシ・ブリトー

DCでも大人気のスシ・ブリトーメキシコ料理のブリトーとSUSHIを融合した最強コラボの「スシ・ブリトー」
メキシカンとジャパニーズの組み合わせがウケたのか、今アメリカで流行しているらしいのです。
僕からしたら、ただの太巻きなんですけどね(笑)

 

3.とある韓国系スーパーのSUSHIロールの数々

世界の巻き寿司(マンゴーロール)とあるスーパーマーケットに並んでいたマンゴーロール
中身は、アボガドとスパイシーツナ(マグロをマヨネーズとスパイシーソースで混ぜたもの)
味の想像が付きませんが、シェフ曰く「売れ筋だよ」とのこと。。。
他に並んでいたSUSHIはこちら
↓↓↓↓

世界の巻き寿司(ティアラピア、マグロ、胡瓜、トビコ+鰻ソース)

世界の巻き寿司(カニ蒲鉾、マグロ、アボガド、トビコ+マヨネーズ)

世界の巻き寿司(カニ蒲鉾、真砂、巻き物の中身は分からず)

 

4.これからの食は、”出会いのもの”がキーワード

寿司とSUSHI。出会いから新しいものが生まれる

 

「寿司を食べるときには、お茶」

それが普通の日本人が持つイメージでしょう。
でも、それはあくまでも日本人がもつイメージであって、それを他者に押し付けるのは間違っています。

 

僕は初めてアメリカで日本食レストランに行ったときに、隣に座っていたアメリカ人が握り寿司を食べながらコーラを飲んでいた時の衝撃を忘れることが出来ません!
でも彼にとっては、「握り寿司とコーラ」が『出会いのもの』だったのです。

 

「出会いのもの」とは
意外な二つの物が、絶妙なハーモニーを創り上げること
です。

 

『出会いのもの』として有名な組み合わせは「鮎の塩焼きとビール」ですね。『出会いのもの』として有名な組み合わせの「鮎の塩焼きとビール」

この異世界との握手が、これからの世界の日本食のキーワードになっていくことは間違いありません。

 

ちなみに、「牡蠣には白ワインが合う」と言われていますよね。
僕はあくまでもそれはヨーロッパ人の感覚であって、僕ら日本人には「牡蠣+日本酒」が「出会いのもの」だと確信しています。

牡蠣に白ワインがあうは本当か?

※ちなみに、、「寿司とお茶」の組み合わせには意味があります。
お茶の中に含まれている『タンニン』という成分は消臭効果や抗菌効果が強いです。
そのタンニンが、
「お寿司が持つ『生鮮魚介類の消臭効果」
「食中毒の予防効果がある」

と言われています。

 

お茶に関しては、こちらの記事(カフェインレスで子供も安心!5分で出来る緑茶で免疫力アップ)に、「カフェインレス緑茶」を例に挙げて、もっと詳しく書いてあります。

 

世界に出ると、色々な日本食に出会うことが出来ます。
中には、誤解されて酷いものがあるのは確かです。

 

これからは、「出会いのもの」が食に限らず色々な面でのキーワードになっていくと思います!!

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