【キリストの誕生日】12月25日じゃないって本当?では、いつなのか?

TERUです。

 

ワシントンDCのツリーとホワイトハウス
写真は、ワシントンDCのナショナルツリーとホワイトハウスです。

 

12月も残す所、あと約1週間ですね。
アメリカでは、11月末から完全なクリスマスモード。

レストランでも、どこでもクリスマスソングが流れています。
12月22日、23日とマンハッタンに行ってきましたが、
どこもクリスマス一色でした!

 

ちなみに、最近の(?)アメリカでは「メリークリスマス」ではなく、
「ハッピーホリデイ」と言います。

これは、色々な理由があるのですが、主な理由は下記の3つでしょう。

1.キリスト教以外の宗教を持つ人に配慮しているから。

2.差別や偏見を含まない「ポリティカル・コレクトネス(政治的公正)」の理由から。

3.人種のるつぼでは、他文化に敬意を示すことは、文化的背景の異なる人々が、共生していくうえで欠かせないから。

 

これに対して、アメリカの大統領であるトランプ氏は、
選挙期間中に、「堂々とメリー・クリスマスと言おう」と繰り返し訴えました。

まぁ、これに関しては彼の支持基盤の1つである
キリスト教右派の人達が関係してきますが、
その話は、またの機会に。

 

さて、今回の記事では、

クリスマスに関する豆知識と、キリストの誕生日についてです。

 

日本人に限らず、クリスマスに関しては、
こんな事を思っている人が多いのでは無いでしょうか?

 

クリスマス=キリストの誕生日

 

僕も、ずっとそう思っていました。

でも、宗教や歴史のこと、占星術の事などを勉強していると、
「クリスマス=キリストの誕生日」
という図式が間違っているのではないか?と思うようになりました。

 

クリスマス。英語で書くとChristmas。
この言葉は、Christ(キリスト)とmas(礼拝)の組み合わせからも分かるように、
キリスト教に関係があるのは一目瞭然ですよね。

そこから、そのように連想するのは自然な流れだと思います。

 

昔見た日本の番組で、とある芸人さんが、
この時期女性を口説くときに、

「イエス・キリストの誕生日に、ノーとは言わせない」
なんて言葉を言っていたのを覚えています(笑)

 

そこで、今回は、

1.クリスマスの豆知識①~モミの木とトナカイについて

2.クリスマスの豆知識②~クリスマスと冬至の関係

3.キリストの誕生日はいつなのか?

の3つについて書いていきます。

※この記事で書かれている事は、あくまでも僕が調べた上での考察です。

 

 

 

1.クリスマスの豆知識①~モミの木とトナカイ

 

クリスマスと聞くと
・サンタクロース
・トナカイとソリ
・プレゼント
・ツリー(=モミの木)
など、色々なキーワードが連想されますね。

この中で、特に疑問に思うことがありました。

 

TERUが抱えた疑問
★イエスが生まれたのは中東
★なのに、何でトナカイ??
★モミの木も、群生場所違うよね?

 

これは、キリスト教の(布教)の歴史を紐解く事で見えてくるものがあります。

 

キリスト教がヨーロッパでの布教活動、及びキリスト教への改宗を行う中で
土着の宗教を取り入れていくことで、キリスト教を普及・定着させていった
という歴史があります。

 

その中で、土着の宗教の文化と融合していったものが沢山あります。

 

豆知識①(英語の曜日)
一番分かりやすいのは、英語の曜日ですね。
Sunday
Monday
Tuesday
Wednesday,
Thursday
Friday
Saturday
ってやつです。これらは、ローマの神々とゲルマンの神々の名前から取られているものばかりです。

 

 

豆知識②(モミの木)

モミの木もそうです。(これにも、諸説あります)
元々、ゲルマン民族は冬至の祭りで樫の木を使っていました。

古代ゲルマン人の伝承として、「冬の間でも緑の葉をつける樫の木」は、
寒地に住む彼らにとっては命の象徴であり、木には小人が宿るとされていて、
食べ物や花を飾ると小人が集まって、人間に力を与えてくれるという話があります。

このゲルマンの民をキリスト教に改宗させるときに、樫の木をモミの木に変えることで改宗に成功したという説もあります。
(僕は、この説が有力だと思っています)

 

豆知識③(ツリーの飾り)

木の飾りも、元々は小人向けです。

現代のクリスマスツリーの飾りに欠かせないのは、この2つですね。

「トップスター」=イエスキリストに関係していますし(後述します)、
「赤い玉」=リンゴ(アダムとイブが食べた知恵の実)

 

 

豆知識④(トナカイ)

トナカイはどうでしょう?

トナカイは、北欧や北極圏の寒いところに生息しています。
昔から、寒地の先住民(サーミ人)と共に生きてきた動物です。

サーミ人たちは、ソリに荷物を乗せてトナカイに引かせていました。
「彼らを改宗させる際に、その文化を取り入れた」となれば、納得ですね。

また、北欧に住むサーミ人は魔法が使える人種だと考えられていました。
その流れで、トナカイの特徴である巨大な角が翼変わりとなり、トナカイ=空を飛ぶ。という連想になった。という説もあります。

また、サンタのソリをトナカイが引くイメージを世界に広めたのは「聖ニコラスの訪問」が原題の「サンタクロースがきた」という本である。

 

 

 

 

2.クリスマスの豆知識②~クリスマスと冬至の関係

 

12月25日は、ミトラ教の冬至祭です。

 

もう少し詳しく話すと・・・

ミトラ教とは、古代ローマに存在した太陽神ミトラスを神とする宗教です。

 

今、僕らが普通に使っているグレゴリオ暦が使われる前は、
世界中のどの国のどの地域でも「太陽と地球の関係」から1年のサイクルを意識してました。

12月末は、日照時間が一年で一番短くなります。
古代ローマの人達は、太陽神ミトラスを信仰していたので、
「日照時間が短くなる」=「死が近づく時期」
と恐れていたと言います。

 

そして、冬至が過ぎる=日照時間が長くなる=太陽神の復活
と考えられていました。

その復活を祝う祭りが、今の冬至の時期に行われていたのです。

この冬至の祭りを、キリスト教文化圏が吸収し、キリスト誕生祭としていった
という説が、僕が調べた限りでは有力です。

 

ちなみに、太陽と地球の関係から一年のサイクルを意識していたのは
冬至に限った事ではなく、

春分の日
夏至の日
秋分の日
冬至の日

特にこの4つが、宇宙サイクルの『切り替えポイント』として重視されてきました。

 

これは、ヨーロッパに限った事ではなく、
・古代エジプト文明(ピラミッド)
・マヤ文明
陽道
などでも同じです。

それは、現代にも受け継がれていて、
今でもこの4つの切り替えポイントは祝日になっています。
日本でもそうですが、この4つのポイントは、お祭りの日になっている国や地域が多いです。

 

キリスト教は世界での布教活動において、このような土着の文化をどんどん吸収していったのです。

 

それでは、次は、クリスマスとキリストの誕生日の関係についてです。

 

 

 

3.キリストの誕生日はいつなのか?

 

 

上の冬至の話でも書きましたが、

12月25日を祝うようになったのは、ミトラ教の冬至祭が元になったという説が有力です。

 

で、肝心のキリストの誕生日なのですが・・・

聖書での記述はどうなっているのでしょうか?

 

聖書での記述

聖書の中で「イエスの誕生日」に関しての正確な日は書かれていません。

イエス誕生に関連しての記述は、
・誕生が紀元前4年頃。
・ヨセフの婚約者マリアが処女のままイエスを身ごもる
・この誕生を星のお告げで知った3賢者が、東方から祝福にかけつけた
等々です。

 

ただヒントはあります。

3つ目に書いた「3賢者」です。
※これは、訳書によって、「博士」とも「占星術師(占星学者)」とも書かれています。

 

聖書の中では、

彼らが星を見てキリストの誕生を見て、
王に「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにいらっしゃいますか?」
と尋ねるシーンがあります。

このとき、彼らが発見した星というのが、

ベツレヘムの星

です。

※ベツレヘムの星。これはクリスマスツリーの飾りのトップスターです。

 

この星の正体は、占星術的には、

「木星と土星が重なった瞬間である」
って説がけっこう有力です。
※他には彗星説とかあり。

 

 

で・・・

そうだと仮定すると天体サイクルによる計算で、

『キリストの誕生日は、紀元前7年5月29日』

ということになります。

 

 

これは、あくまでも色々ある説の中の1つですが、
僕は、有力なんじゃないかな。と思っています。

 

キリストの誕生日に関しては、他にも沢山の説があります。

 

その1つは、後のローマ司祭の調査です。

彼がキリストの誕生日を莫大な資料と共に、
10数年かけて計算した結果によると
4月と言われています。

 

今は、世の中が情報で溢れています。

その目の前にある情報を、
・当たり前として受け取るか?
・疑問を持って接するか?

これは、大きな違いです。

 

この時に気をつけないといけないのは、

「正しい・正しくない」で判断すると、他者とぶつかるという事です。
「自分が(徹底的に調べた結果)満足しているか?」という視点の方が、人生楽しいですよね!

 

今回、僕が調べた情報も、全てが正しいのか?は、正直分かりません。
また、記事が長くなりすぎるので削った情報もあります。

 

この記事が、何かの参考になれば幸いです。

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