学校では教わらないWHYのオススメ表現と7つの使用法

今、僕はアメリカの会社で働いています。
これから、どんどんグローバル化が進んで、日本の色々な会社で社内公用語が英語になっていくことでしょう。

社内公用語が英語でないにしても、様々な国籍の人間を雇う場合、ミーティングなどの場でのコミュニケーションの手段は英語になっていくと思います。

こんな記事もあります。
もし勤務先の社内公用語が明日から英語になったら?(exciteニュース 2017年1月2日)

 

その時に、日本人と他の国の人との間で摩擦を生むのは「何故?」という表現です。
英語を母国語にする人間は、基本的に「何故?」を大切にします。

以前、こちらの記事(日米のコミュニケーションの違いを生む2つの理由を考察してみた)で、日本人が持つ「相手との独特の距離感」に関して書きました。
この距離感こそが、日米の大きな差です。

そこで、
『学校では教えてくれないWHYの基本的な使い方』
を、ご紹介したいと思います。




【目次】
1.注意したい3つの何故
2.何故?の3つのオススメ表現
3.注意したいWhy と Because の関係とは?
4.使えるWhyの7つの使用法
5.まとめ

 

 1.注意したい3つの『何故?』

日本の学校で「何故?」という表現を習うと、
『Why?』
という表現しか習いません。
でも、実際にアメリカで生活していると、WHY以外にも使われているし、それぞれニュアンスが変わって来ます。

 

例えば、学校や職場、家で「~~してもらってもいい?」と言われた時。
イエス、ノーと答える選択肢の他に「なぜ?」という理由を尋ねる選択肢、シチュエーションもありますよね。

 

その場合、「何故?」の表現で気をつけたいその3つの表現があります。

 

【何故?の表現1.Why?】

訳:どうしてでしょうか?
ニュアンス:どうしてでしょうか?/何でなの?

この表現を使う際は、日本語と同じでニュアンスを「どうしてでしょうか?」と柔らかく表現する事が大切です。
しかし、真面目に真顔で尋ねると「何でなの?」と聞こえてしまう恐れがあるので注意が必要です!

【何故?の表現2.How come?】

訳:どうしてですか?
ニュアンス:え、何で?

How come?は、映画でもよく出てくる表現です。
カジュアルな日常会話でも良く使われます。

ビジネスには不向きな表現で、真面目な返事を期待していないときに使います。
なので、あまりキチンとした答えは返ってこないかもしれません。

【何故?の表現3.Why should I do that?】

訳:何故それをやった方がいいのでしょうか?
ニュアンス:どうして、そんなバカなことをするの?

Why should I do such a stupid thing? (なぜそんな馬鹿なことをしなければならないの?)
を省略したように聞こえます。

 

単に「なんで?どうしてですか?」と聞く返す事は、子供がやる事です。
最初のうちはそれでもOKです。

でも、そのレベルからもう1ランク上に行きたいですよね?

それでは、どんな表現を使ったらいいのでしょうか?
下記が3つのオススメ表現です!

 

 2.何故?の3つのオススメ表現

 

【何故?のオススメ表現1.Could you tell me why?】

訳:なぜするのか、話してくれますか?

真面目に答えが欲しい場合によく使われます。
Could you~~?と言う表現は、Please~?よりも丁寧な表現です。

【何故?のオススメ表現2.Are you sure?】

訳:本当に大丈夫ですか?

理由を聞く場合の効果的な言い回しです。
使い方としては、「Okay, but are you sure?(分かりました。でも大丈夫ですか?)」
この表現の方が、相手に確認も取っているので、受け入れやすいです。

【何故?のオススメ表現3.Certainly, but are we sure that’s necessary?】

訳:承知しました。でも本当に必要なことですか?

依頼された内容に対して疑問がある場合は、相手に確認を取る事も大切です。

 

☆『sure』の使い方について☆

Sureを使うときには、下記の2点に気をつけて下さい!!

1.Are you sure…? でも悪くはありませんが、相手を責めるニュアンスがあります。
2.主語を『you』から『we』に変えて Are we sure…? にすれば相手と共に自分も主語に含めることで、「一緒に考える」ニュアンスがあります。

 

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