日本の観光立国構想を実現可能させる為には、何をすればいいのか?

TERUです。

 

僕のアメリカ人の友人は、

「毎回日本に行くのが楽しみでしょうか無い」
と言います。

 

それはそれで、凄く嬉しいことです。

でも、残念なのは

日本が掲げる「観光立国日本」

日本を訪問する外国人が求めるもの

に差があることです。。。

 

日本政府が掲げる観光立国構想を見ながら、
アメリカ生活10年の僕なりの視点で、
「何をすべきなのか?」を、考察してみたいと思います。

 

 

目次

1.日本が掲げる観光立国構想とは?
2.2018年1~8月末で既に訪日人数1800万人を突破
3.国別の訪日人数データ(2017年)
4.「観光ビジョン実現プログラム」とは?
5.「明日の日本を支える観光ビジョン」とは?
6.これからの課題とは?
7.まとめ

 

1.日本が掲げる観光立国構想とは?

今から2年前のニューヨーク。

2016年9月19日、安倍晋三首相は、
アメリカニューヨークで日本政府主催の「訪日観光セミナー」に出席しました。

そこで、『東京五輪の2020年までに訪日客数を4千万人に増やしたい』と強調されました。

 

日本の観光立国構想は、実現可能か?「顧客満足度」を上げる手段と?

 

2015年の「日本を訪れた外国人観光客」の数が約2000万人。

「2020年までに日本を訪れる外国人観光客を4000万人にする」

さらに・・・

2016年には、次の目標として
「2030年までに訪日外国人旅行者数を6000万人」
という目標を設定しています。

 

素晴らしい目標だと思います!

 

ちなみに、2003年~2018年の訪日外客数のデータが
JNTO(日本政府観光局)に記載されていたので、
それをグラフにしてみました。

日本の観光立国構想を実現可能させる為には、何をすればいいのか?

 

 

2.2018年1~8月末で既に訪日人数1800万人を突破

上記の表にも書いてありますが、
2018年1~8月末で1800万人もの人数が
日本を訪問しています。

 

このペースは、2015年の一年間の訪日人数が1900万人である
というデータを踏まえれば、素晴らしい伸び率ですね。

 

 

3.国別の訪日人数データ(2017年)

直近の2017年での国別の訪日データが
JNTO(日本政府観光局)に記載されているので、
まとめてみました。

日本の観光立国構想を実現可能させる為には、何をすればいいのか?

 

 

4.「観光ビジョン実現プログラム」とは?

「観光ビジョン実現プログラム」

というものを御存知でしょうか?
これは、国土交通省が作成しています。

 

これを2016年~2018年の3年間分を見てみましょう。

2016年の「観光ビジョン実現プログラム2016

2017年の「観光ビジョン実現プログラム2017

2018年の「観光ビジョン実現プログラム2018

※「観光ビジョン実現プログラム」のリンク(PDFファイル)は
右クリックして名前をつけて保存出来ます。

 

 

5.「明日の日本を支える観光ビジョン」とは?

あわせて、首相官邸が作成している

「明日の日本を支える観光ビジョン」

も見てみましょう。

明日の日本を支える観光ビジョン(概要)

※「明日の日本を支える観光ビジョン(概要)」のリンク(PDFファイル)は
右クリックして名前をつけて保存出来ます。

 

 

6.これからの課題とは?

・国別の訪日データ(JNTO作成)
・観光ビジョン実現プログラム(国土交通省作成)
・明日の日本を支える観光ビジョン(首相官邸作成)

を見る限り、素晴らしいビジョンを掲げていると思います。

 

 

でも、3つの大きな視点が抜けていませんでしょうか?

 

課題1.顧客満足度を如何に上げるか?

明日の日本を支える観光ビジョンの「今後の目標」
の1つとして、外国人リピーター数を上げる

というものがあります。

 

リピーターを上げるための手法は何でしょうか?

「顧客満足度?」

では、「顧客満足度」を上げるために何をしないといけないのか?
を考えないといけません。

 

それは、
・サプライズ
・ストーリー
・スペシャライズ
の3つを組み合わせる事です。

日本語で言うと、
・驚き
・物語
・特別感

この3つを顧客(外国人)に提供する事です。

政府の方、この詳細をお聞きになりたかったら、連絡を下さい(笑)

 

 

課題2:中国、韓国への依存度が高過ぎる

JNTO(日本政府観光局)に記載されている
直近の2017年での国別の訪日データからも
明らかなように、

・中国、韓国への依存度が高く、
・北欧や、北米からの訪日者は非常に少ない

ですよね。

 

今後の国際情勢から見ても、

直近のトルコの問題が、最悪の場合、ヨーロッパへの飛び火して、
東アジア情勢に影響を与える事も充分に予想されます。

アメリカと中国の世界覇権争いからも、中国、韓国への依存が高いのは危険です。

 

 

課題3:日本を訪れる訪問者の気持ちが理解できていない

アメリカでは、未だに日本食レストランが広がりを見せています。

それは、世界でも同じです。
海外における日本食レストランの数:農林水産省からの引用)

このことを踏まえて考えたら、やるべき方針も見えてくると思います。

僕のアメリカ人の友人が、日本を訪れたい理由も、これに関連しています。

 

海外における日本食レストランの数

 

 

 

7.まとめ

僕は、日本を飛び出してから、
より一層日本の素晴らしさを痛感しています。

そして、自分を育ててくれた日本に、
「どうやったら恩返しを出来るのか?」
を日々模索しています。

 

日本政府が考える「観光立国構想」は、素晴らしいともいます。

でも、その上での3つのキーワード

・顧客満足度

・国際情勢

・外国人観光客の気持ち

を加えていかないと、僕的には机上の空論で終わってしまう気がします。

 

 

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